千年の孤独

森田正光さんが予想 “千年猛暑”がやってくる! ― スポニチ Sponichi Annex 社会 森田正光さんが予想 “千年猛暑”がやってくる! ― スポニチ Sponichi Annex 社会

 気象庁は6日からの週末、関東地方を中心に気温がかなり高くなるとして熱中症に注意するよう呼び掛けている。土日の最高気温は、東京でともに平年より6度高い34度、埼玉県熊谷市は8度も高い37度と予報。気象庁には梅雨明け発表を例年より2週間早くする動きもあり、専門家は「今夏は1000年に一度の“千年猛暑”になるかも」と記録的な“灼熱(しゃくねつ)地獄”を予測した。

 気象庁によると、6日の東京の最高気温は平年より6・1度高い34度。「日本一暑い街」として知られる熊谷市は平年より8・4度も高い37度と予報されている。7日は、東京が平年より5・9度高い34度、熊谷市は8・3度高い37度。週間予報でも、東京、熊谷市とも8〜12日で、いずれの日も30度を超える真夏日とされている。太平洋高気圧が関東付近に張り出すのが要因で、気象庁は「こまめに水分補給をして、熱中症に十分注意をしてほしい」と呼び掛けた。

 今年は6月から関西を中心に暑い日が続き、熱中症患者が続出。総務省消防庁によると、調査を始めた5月27日から6月30日までの熱中症の救急搬送人数は全国で4278人。昨年同時期(5月28日〜7月1日)の1973人と比べ、約2・2倍も多い。このまま夏が猛暑となれば、2010年に記録した過去最多搬送人数の5万3843人を超える可能性もある。

 こうした状況下で、今夏が「千年猛暑」になると予測するのは気象予報士森田正光さんだ。

 要因として挙げるのが、フィリピンの東海上の海水温が高くなる「ラニーニャ現象」で「気象庁はまだ発表していないが発生しつつある。ラニーニャ現象が起きれば日本の夏は猛暑になる」と説明。6月に2つの台風が日本列島に接近したのは、この現象の前兆とみられる。

 森田さんによると、日本では平安〜鎌倉時代真夏日が突出して多い時期があり「今年は1000年に一度の“千年猛暑”になるかもしれない」と指摘。気象庁には、この週末にも関東地方の梅雨明け発表をする動きがあるといい「平年なら梅雨明けは20日前後。2週間も早く明ければ、それだけ平年より真夏日猛暑日(35度以上)が増えて猛暑になる」とした。2010年には東京で真夏日が71日、猛暑日が13日を数える歴史的猛暑を記録したが「その時より暑くなる可能性はある。くれぐれも熱中症対策には万全を」と話している。

千年の愉楽 (河出文庫―BUNGEI Collection)

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未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表) : カラパイア 未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表) : カラパイア

 2012年の世界の気温は平均を上回る高さだったが、今後10年間はさらに気温が上がる可能性が高いという。今年はその昨年をさらに上回る記録的猛暑となるだろうと、NASAゴダード宇宙研究所が15日、発表した。

 米航空宇宙局(NASA)によると、2012年の世界の平均気温は統計を取り始めてから9番目に高い14.6度で、20世紀の平均より0.6度高かった。20世紀平均を上回るのは1976年から36年連続。統計の始まった1880年以来、世界の平均気温は0.8度上昇したという。

 NASAゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン所長は記者会見で、2013年の世界の平均気温が2010年の過去最高記録を破る可能性が高いと語った。

 「海洋が暖まっている。これは地球がバランスを失っていることを示している。放出されるエネルギーより入るエネルギーの方が多くなっている。それゆえ、今後10年間が過去10年間より暖かくなることを確信を持って予測できる」

 主流科学者の大半は、世界の気温上昇および異常気象増加の原因は、産業の排出する二酸化炭素などの温室効果ガスにあると考えているそうだ。

 南半球であるオーストラリアではすでに今年、記録的熱波を観測している。



死にたい。