萬月な日々

昨日は、山形市遊学館で開かれた「小説家になろう講座」を受講してまいりました。今月の講師は、芥川賞作家の花村萬月先生です。

萬月な日々

萬月な日々


萬月先生は、受講生から提出されたテキストに講評をくわえるにあたって「優しいコースと厳しいコースのどっちがいい?」と聞く、豊かなサービス精神をもって講師を務められました。提出者はみんな「厳しいコースでお願いします」と答えたので(そりゃ「優しくしてください」とは言いづらいわなぁ)、けっこう厳しい言葉も飛び出しましたが、そこはやはり萬月先生の文章に対する厳格さから来ているものなので、講評をいただいた皆さんも励みになったことでしょう。


今回のテキストの中に、脱法ハーブを題材にしたものがあったのですが、作中での使用方法が実際のものと異なっていたので、ぼくも挙手してその点を指摘させてもらいました。すると萬月先生が「お前、ハーブやってるだろ」と突っ込まれたので、思わずこちらも動揺してしまいました。

あぶないハーブ ―脱法ドラッグ新時代― (さんいちブックレット004)

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ちなみにぼくは、精神に作用するクスリは病院で処方されたものしか経験がありません。100%合法です。


間近に接してみた萬月先生は、スキンヘッドにヒゲを蓄え、チャーミングな笑顔で人の心をほぐすタイプの男性でした。


ただし、萬月先生と久住昌之の判別は素人にはたいへん難しい、というあまり知られていない事実もここで付け加えておきます。

孤独のグルメ【新装版】 (SPA!コミックス)

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作品は似ても似つかないんですけどね。

小説家になろう講座 今後のスケジュール

空の拳

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父、断章

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逆浪果つるところ 重蔵始末(七)蝦夷篇

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