セガのゲームは世界いちぃぃぃ!

兵庫県で不思議な事件がありました。


http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20121105-1042500.html

線路上にプレステ2放置

 4日午後9時35分ごろ、兵庫県養父市のJR山陰線の踏切内に「黒い物体が線路上にある」と近くの男性(60)が110番した。現場に駆け付けた養父署員が破損した家庭用ゲーム機「プレイステーション2」を踏切付近で見つけた。

 養父署によると、男性は踏切を通過中、線路上の異物に気が付いたが、その後、電車が踏切を通過した。乗客約30人にけがはない。

 同署は、何者かがゲーム機を線路上に置いたとみて往来危険容疑で調べている。(共同)

誰もいない線路上に、モノリスのごとくPS2が置かれているのを想像すると実にシュールです。

でも、いったい誰がそんな迷惑なことをしたのでしょう。


そうだ!

きっとドリームキャス子のしわざに違いない!


その昔、ソニープレイステーションで飛ぶ鳥を落とす勢いだったころ、セガもライバルとしてセガサターンドリームキャストといったゲーム機を発売しておりました。当時はゲーム雑誌も機種ごとに出ていて、「セガサターンマガジン」「ドリームキャストマガジン」などが一部のファンから熱い支持を受けておりました。(のちに「ゲーマガ」に誌名変更)


その「サタマガ」「ドリマガ」に長きにわたって連載されていたのが、サムシング吉松の漫画『セガのゲームは世界いちぃぃぃ!』。「メガドラ兄さん」「ドリームキャス子」などセガのゲーム機を擬人化して、ソニー任天堂のゲーム機たちと姑息な戦いを繰り広げるというむちゃくちゃマニアックな内容で、悪ノリだけで描かれてるようなすごい漫画だったものです。


連載後半になると、セガがハードの生産を終了したため、漫画自体も敗戦処理臭の漂う内容になり、ブルージーな味わいを醸し出すようになりました。そんな『セガのゲームは世界いちぃぃぃ!』は、ソフトバンククリエイティブから単行本が3巻出ています。あの頃のゲハ論争が懐かしく思い出される、おっさん世代にはたまらない逸品であるのでした。