何が始まるとですか?

全国の自治体の中でもいち早く、東日本大震災で発生したがれきの広域処理を受け入れてくれた北九州市には感謝していますが、その北九州市でこんな事件が。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120628/k10013189831000.html

倉庫から“ロケット砲”が 北九州

28日午後、北九州市戸畑区の住宅街にある倉庫で、拳銃5丁や実弾50発のほか、軍事用のロケット砲とみられる武器が見つかりました。
警察は念のため周辺の住民に一時、避難を呼びかけるとともに、銃刀法違反などの疑いで倉庫を捜索しています。

28日午後2時ごろ、北九州市戸畑区浅生の倉庫で、拳銃5丁と実弾50発余り、それに、軍事用のロケット砲とその砲弾とみられる武器が隠されているのを別の事件の捜査に当たっていた警察官が見つけました。
警察によりますと、この倉庫には詐欺事件で逮捕された自営業の36歳の男が出入りしており、工具などに紛れて武器が隠されていたということです。
現場は、JR鹿児島線戸畑駅から南東におよそ500メートルの住宅街の一角で、警察は念のため、周辺の住民およそ90世帯、180人余りに一時、避難を呼びかけるとともに、銃刀法違反などの疑いでこの倉庫を捜索しています。
警察によりますと、詐欺の疑いで逮捕された男は、「武器については知らない」と話しているということです。
警察は、武器を押収して詳しく鑑定するとともに、倉庫が暴力団の武器庫として使われていた疑いもあるとみて捜査しています。

避難した住民は

現場近くの浅生市民センターには住民が次々と避難し、中にはつえをつきながら避難するお年寄りの姿も見られました。
夫婦で避難してきた40代の男性は、「自宅で夕食をとったあとくつろいでいたら、突然、警察官が来て避難してほしいと言われました。初めてのことで驚いています」と話していました。
また、70代の女性は、「区役所の人に言われて避難してきましたが、いつ帰れるのか分からず不安です。早く処理を終えてもらいたい」と話していました。

福岡県は暴力団が銃器や手榴弾武装していて、よく「修羅の国」などと揶揄されますが、ロケットランチャーとはさすがに予想できませんでした。『コマンドー』じゃないんだから。


魔法少女まどか☆マギカ』の暁美ほむらは、時間を操作する能力は持っているものの武器は出せないので、暴力団の事務所から銃を盗んで、魔女と戦います。

でも、ワルプルギスの夜と戦うときはロケットランチャーを大量に使っていたので、おそらく在日米軍基地から盗んでいたのではないかと考察されていましたが(あんなに盗まれたら絶対に大事件になると思うけど)、北九州市ならなんとか手に入れられるのかもしれません。


で、その『まどか☆マギカ』について、ちょっと古いけどこんなエントリがありました。


無敵超人ザンボット3「1〜3話」まどマギを35年前に超越 - 旧玖足手帖-日記帳-
富野由悠季の『無敵超人ザンボット3』が、『まどか☆マギカ』より34年前に、すでにそれを超越していた、という考察。
まぁ富野カントクがヒット作をくさすのはいつもの定番ムーヴですから真に受ける必要はないと思うのですが、革新的に思える『まどか☆マギカ』も、少女たちに過酷な運命を課するという点は斬新でしたが、あれを男に変えて考えると、わりによくあるテイストの作品になると思うんですよね。「過酷な運命を背負って戦う戦士」ってわりと一般的な設定でしょ。


2005年に放送された、雨宮慶太監督のダークヒーロードラマ『牙狼』は、とくにそのテイストが良く似ています。

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主人公が敵を探してサーチ活動をし、結界の中で戦うというバトル描写も共通していますし、巨大な敵に立ち向かっていくときのビジュアル面も似ています。魔戒騎士が力を求めすぎると暗黒に飲み込まれ、暗黒騎士に転生するという設定は、魔法少女がやがて魔女になるという設定に近いものがあります。その源流はダースベイダーにあるんでしょうけど。魔戒騎士どうしが戦う場面もあり、魔法少女どうしが争う場面と共通するテイストが感じられます。悲劇的な運命に立ち向かっていくストーリー展開、ヒューマニズムを持たない指導者(『まどか☆マギカ』のキュウべぇ、『牙狼』の三神官)も似ています。


そんな、共通するものを持った両作品を、クロスオーバーさせたMADも作られています。



これは、『まどか☆マギカ』の次回予告映像に、『牙狼』の次回予告音声(声は影山ヒロノブ)をつけたものです。想像以上にぴったり合っています。



こちらは、魔法少女たちが危機に陥ると、京本政樹ふんする暗黒騎士キバが助けにくる動画。


牙狼』といえばパチンコ台でもヒットした機種であり、このMADもどこかパチンコの演出を思わせるものになっています。途中で「PUSH!」というコメントが表示されるのは、パチンコならこのタイミングで「ボタンを押せ!」という表示が出るというギャグです。後半で虹色の炎が出たときには「これで確定?」というコメントまでついています(『牙狼』に限らず、多くのパチンコ台では青<緑<赤<金<虹という順番でアツくなり、虹色が表示されたときはほぼ当たる)。最後にキュウべぇが瞬殺されるのも、パチンコ『牙狼』でバトル系リーチがかかったとき、大当たり確定の超弱い敵が出てくることがある演出を意識していると思われます。


ここから考えるに、まどか☆マギカ』のパチンコ化もあり得ると思いますね。

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

リーチアクションは、日常生活系(さやかが恭介に告白しようとしたり、まどかが母親を起こそうとしたり)の弱リーチと、魔女とのバトルに発展するバトル系リーチがあって、まどかが魔法少女に変身(弓の役物が発動)したら激アツ、vsワルプルギスがバトル系最強リーチで、リーチ成立後にキュウべぇ群が出現したら超激アツ、みたいな感じで。連チャンを続けていくと、まどかが宇宙の因果律を書き換えるラストシーンもスペシャルエンディングとして表示されるってのも欠かせないですね。


すでにsammyが版権を取得しているそうなので、実現もそう遠くないでしょう。問題はそれまでブームが継続しているかどうか、ですね。