超時空要塞マクロス48

AKB0048』第一話を見たんですよ。


http://akb0048.jp/

これが意外と面白かったんですよ。


芸能禁止の惑星で、AKB0048がゲリラライブを敢行するところから話がはじまります。


いかにも河森正治くさいデザインのメカをステージにして、現在のAKBに微妙に似たキャラクターがモーションキャプチャーばりばりで歌って踊ります。満場のファンは熱狂し、サイリウムを振って歓声を挙げます。芸能禁止なのにどうやってサイリウムを調達したのか気になります。


そして、そこに芸能を弾圧する軍のロボットと機動隊が襲い掛かります。これを迎撃するのが「ガーディアン・エンジェル」と呼ばれるメカ。これにAKBが乗って戦います。形状としてはガウォーク形態のバルキリーに近いです。敵のロボットはヌージャデル=ガーとクァドラン=ローの中間みたいなデザインで、ミサイルの形もいかにもマクロスくさい円柱型です。もちろん、ミサイルはちゃんと糸を引いて飛びます。スタッフロールに板野一郎の名前は見られませんでしたが、すでにアニメ界では一般的手法ということでしょう。

1/144 マクロス クァドランロー

1/144 マクロス クァドランロー


そんで、このライブに衝撃を受けた少女4人が、4年後にAKBのオーディションを受けるというお話。4人のうち1人はどっか行ったので、この時点では3人です。それぞれ悩みがあって、親に反対されてたり、身寄りがなくて工場で働いてたり(おばちゃんにおはぎをもらって喰ってたりする。弘兼憲史の『人間交差点』かと思った)彼氏と別れたりしながら、一次審査を通過して、秋葉星で開催される二次審査に向かうところで第一話終わり。でもラストのアクションには問題があって、星間シャトルに乗り遅れた主人公のため、仲間が緊急ボタンを押してドアを開け、強引に拾い上げます。なんでドア開けても止まらねえんだよ!この時代のメカには、セキュリティという概念はないようです。あと、乗り遅れるのなら家を出るときにひと悶着あった方がいいですが、とくに問題なく家を出ているので、主人公が単に時間にルーズなだけという印象を与えるのはいかがなものか。


AKBの襲名メンバーたちは、「13代目前田敦子」とか「9代目大島優子」とか「8代目小島陽菜」とかですが、なぜか渡辺麻友だけ「3型目」になっています。まゆゆだけロボットなんでしょうか。


あと、この世界で秋元康はどういう存在なのか、前から気になっていました。巨大なマザーコンピューターになっているとか、『ルパン対複製人間』のマモーみたく巨大な脳みそになってるぐらいのことは予想していましたが、まさか神様になっているとは予想できませんでした。さすがはハックルの師匠だけあって、自我の肥大ぐあいも舎弟より数段上のようです。


これからの展開ですが、アニメのストーリーはまぁどうでもいいです。それよりマーチャンダイズが気になるところで、今回の制作会社はサテライト(三共の子会社)であり、ヒロイン級のキャラクターは9人、みんな髪の色が違う、ということは確実にパチンコになりますね。

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)

AKB48は確実にパチンコ業界も注目しているコンテンツのはずですが、所属事務所がバラバラで肖像権を取得するのが難しいためか、これまでパチンコにはなりませんでした。これまでパチンコのメインキャラには起用されませんでした。それが今回のアニメ化により、パチンコ化への道が開けたといっていいでしょう。ゲームフローとしては研究生モードと襲名メンバーモードがあり、リーチがかかったところでメカが変形すれば疑似連継続、大当たり中は「ゲリラライブモード」でAKBの楽曲が流れて右打ち、メカのバトルに勝利すれば確変継続してストーリーが進んでいき、時おり鳥居が現れてはボタンを押す、激アツの「秋元先生チャンス!」なんて演出もあることでしょう。ああまったくこの業界は地獄だぜベイビー。