悶絶! どんでん返し
三津田信三の『首無の如き祟るもの』を読み終えたんですけどね。
- 作者: 三津田信三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/14
- メディア: 文庫
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※以下、作品の結末に触れています。
正直いって、「男女の双子が入れ替わっていた」ところまではまぁ予想できたですよ。
密室内の二重の入れ替わりは、提示されればああそういうことかと納得できたですよ。
でも、三段のどんでん返しはさすがにどうかと思うですよ。
だって、後から「さっき犯人は○○だって言ったけど、実は○○じゃなくて××だよ」「いや、本当は××でもなくて△△だよ」「つーかそもそも△△じゃなくて◇◇だよ」とひっくり返すんなら、前の推理が間違っていた根拠をちゃんと示してくれないと。じゃないと、いくらどんでんを返されても「そらそうよ」とは納得いかんですよ。
あまつさえ、「実は途中で語り手が入れ替わっていた」なんてわかるわけねえですよ。
なーんか、最終的には納得いかないまま終わってしまいました。面白かったことは面白かったんだけどなあ。