No Parole From Rock’ n’ Roll

会社帰りにいきつけのミニストップに寄ったら、別冊宝島『プロレス罪と罰』が10冊ぐらい入荷されていました。何故そんなにプッシュしているんだ……

プロレス 罪と罰 (別冊宝島) (別冊宝島 1721 ノンフィクション)

プロレス 罪と罰 (別冊宝島) (別冊宝島 1721 ノンフィクション)

まだ原田久仁信の劇画しか読んでませんが、今回はマイティ井上が主役とあって、あまりアクの強さや底抜け感は感じられません。宮崎満教やゴマシオのような胡散臭い人物が出てこないし、亡くなった人々を偲ぶ場面が多いので(三沢光晴ラッシャー木村ブルーザー・ブロディアンドレ・ザ・ジャイアントら)しんみりした味わいになっています。ホテルの部屋で泥酔したビッグバン・ベイダーの奇行も、まったく笑えないレベルです。唯一イイ味わいを出しているのが、新弟子時代の志賀賢太郎が童貞だというので、マイティさんがススキノで女を世話して、ホテルに押し込む場面。「ホテル アルカトラズ」というネーミングが何とも言えないセンスです。

  • Alcatrazz : Island in the Sun


ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール (紙ジャケット仕様)

ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール (紙ジャケット仕様)


ドイツには、実際に刑務所を改造した「アルカトラズホテル」があるそうですけどね。
http://euro.typepad.jp/blog/2009/12/alcatraz-hotel-.html


ホテルアルカトラズに泊まった志賀が、翌朝どんな表情を見せたのかは本書を参照のこと。


劇画以外の記事については、明日以降ネタにしていきます。