いいんだぜ

昨日まで三日間、『プロレススーパースター列伝』18冊と首っ引きだったので(1エントリ書くのに3時間かかった)、もうすっかり脳みそが「ホゲ〜ッ!」状態になってしまいまして。今日はもうカンタンに済ませます。ごめんよ…グフフッ。


えーとですね。


中島らもの娘、中島さなえが小説家デビューしていたそうで。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101020-00000514-san-soci

中島らもさんの娘、さなえさんが作家デビュー「家業を継ぎました…」

 作家の中島らもさんの娘、中島さなえさん(32)が、『いちにち8ミリの。』(双葉社・1365円)で小説家デビューを果たした。父親にはずっと「書く仕事に就け」と勧められていたとか。虚構と現実を飄々(ひょうひょう)と行き来する小説世界、サービス精神にあふれた文体は、6年前に急逝したらもさんを連想させる。本人は「うーん。そのうち、似てないと気づいてもらえるでしょう」と苦笑するのだけれど。

いちにち8ミリの。

いちにち8ミリの。

 「家業を継ぎました…って冗談では言ってますが、作風まで継いだとは思ってませんし、師匠にする気もない。そもそも『オレはロックンローラー』と言ってた人なんで」

 どうしても、父娘ということが話題になる。作家としては不本意? 「いえ、ありがたいですよ。父のファンの方が私の本を読んでくださる。幸せです」

 高校1年のとき、父の文庫本の解説を書いたら、編集者に連載を打診された。「書きたくない」と断った。20代のときには「父に2週間でエッセー2本、といわれて書いた。家族本のようなものを売り込んでいたみたいですが、直後に(大麻で)捕まったんで、幻に」。

 デビューの機会を逃し続けたが、平成16年、転落事故で亡くなったらもさんの追悼文を執筆して、決意を固めた。「追悼なのに、いいものが書けたって、つい高揚してしまった」というから作家体質だ。雑誌の取材記者を経て、一昨年からPR誌に随筆を連載。「いいタイミングで、いろいろなものがつながって」小説を執筆することに。

 単行本には中編3作を収録した。1日に8ミリずつ動く「お石さま」を祠(ほこら)に引き戻すという村の騒動を描いた表題作は、脳梗塞(こうそく)で倒れた音大時代のジャズの先生を思いながら書いたという。「意識はあるのに体が動かない状態で…つらいですよね。私が救えるわけじゃないけど、想(おも)えば届くっていうテーマになりました」

 目指しているのは、敷居が低くて気軽に楽しめる作品。「読み終わって、人生捨てたもんじゃないな、と思ってもらえればうれしいです」。しつこいけど、父上に似ているところは? 「照れ屋で、すぐに何でも冗談でごまかすこと」。ふむふむ、えっ?(篠原知存)

新聞広告などでは、「父を超える才能」とまで謳っていますが、ずいぶん大きく出たものだと思いました。


ところで、このニュース記事を書いた人は、文体とか、「照れ屋ですぐに何でも上段でごまかすこと」が父親に似ている、と書いていますが、それ以前の問題として。

心が雨漏りする日には (青春文庫)

心が雨漏りする日には (青春文庫)

クリソツですやん。


こうして改めて聴いてみると、らもさんってギターは本当に下手だったんだなぁ。