多忙につきその２

昨日も「多忙」とか書きましたが、このところ本当に多忙を極めておりまして。

昨日は、「みちのく怪談プロジェクト」の一環として、佐々木喜善（『遠野物語』の語り手）の終焉の地である仙台市は清水沼の料亭で、高橋克彦・赤坂憲雄・東雅夫の鼎談が行われたのですが、例によって運転手として、ぼくも同席させていただきまして。

荒俣宏・高橋克彦の岩手ふしぎ旅

高橋先生が、荒俣宏先生との共著『岩手ふしぎ旅』の取材で見つけた幽霊画を、料亭の女将さんに見せて「うわあ夢に出そう」と震え上がらせるなど、楽しい場面に同席させてもらうことができました。

ちなみにその幽霊画は、小泉八雲の『怪談』に収録されている「破約」の話をモチーフにした、前妻の怨霊が新妻の首をねじ切る絵でした。

怪談・奇談 (角川文庫クラシックス)

赤坂先生から「よく知ってるねぇ」と褒めていただいたんですが、「破約」の話を知ってたのは、二宮ひかるの『ナイーヴ』で出てきたのと、首をねじ切るという殺害方法が『ゴジラ対メカゴジラ』に似ていて印象深かったためであって、決して教養があるとかそういうわけではないので恐縮いたしました。

ナイーヴ 2 完全版 (2) (ジェッツコミックス)

ゴジラ対メカゴジラ [DVD]

鼎談の模様は、メディアファクトリー刊「幽」12月発売号に収録される予定ですので、みんな読んでね。

それから、今日は深町秋生先生の新作『ダブル』発売日です。

ダブル

内容についてはこちら参照。

ノンストップバイオレンスアクションノベル！『ダブル』 - シン・くりごはんが嫌い
幻冬舎plus｜自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン

ぼくはこれから読むので、感想は日を改めて書きます。

あーそれにしても、明日は「せんだい文学塾」と「みちのく怪談プロジェクト読者の集い」の掛け持ちだし、明後日は山形で「小説家になろう講座」があるし、来週の火曜日には「仙台リビングカレッジ」で「みちのく怪談」と「日本笑い学会」を見てくるし、会社は会社で決算だし、死ぬんじゃないだろかオレ。