愛と誠のある限り

昨日、中央通りの桜井薬局セントラルホールで、およそ二年ぶりの覆面上映があったので、行ってきました。


今回かかったのは、早乙女愛の追悼企画ということか『続・愛と誠』でした。

愛と誠 DVD-BOX

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三部作の第二部にあたり、太賀誠と早乙女愛がワル学校の花園実業に転校し、「影の大番長」(多岐川裕美)と対決するまでを描いています。くわしくは、今月の「映画秘宝」で藤木TDCさんが書いていますのでそちらを参照。
映画秘宝 2010年 10月号 [雑誌]

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まぁ、ひとことで言えばもっさりした映画でした。早乙女愛はまだ16歳でいまいち垢抜けておらず、多岐川裕美が校庭に立ってツルゲーネフの『初恋』を読むあたりの演出も、1975年という時代を考えてもいささか古めかしいというか、梶原一騎に特有の、一種のイタさが出ていましたね。


あと、影の大番長が百発百中のナイフ投げを得意にしているという設定には、手裏剣の名人として知られた「ケンカ十段」芦原英幸の影響があるのではないかといま気づきました。

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