WARCRAFT
この一ヶ月ほど、はてな界隈では「幸せを吐露することと、それに傷つく人のこと」が話題になっていました。
そのきっかけになったのが、このエントリです。
http://b.hatena.ne.jp/entry/6196858
子どもができた男性が、その幸せと責任感について書いた、まぁいい話なんですが、これに対して「三日以内に消えろ」とブクマコメントがついて、そのせいだけでもないんでしょうけど結局元エントリはアカウントごと削除された、という。
でもこのブクマコメントみると、ネガティブなこと書いてるのは別にはしごたんだけじゃなくて、id:rAdioさんなんか「死ねばいいのに」とがっちり書いてるのに、なぜかこの人はいつもスルーされるんですよね。
なんでみんな、はしごたんのことばっかり真面目に受け取ろうとするんかなぁ。
ぼくだってね、この元エントリには「けっ」て思いますよ。
まぁ消えろとかオレに配慮しろとかは思わないけど。
この人は、子どもができたことで「僕は自分の人生が終わったことを理解した。僕の人生は、もう僕のものではない」と書いてますね。
この感覚はちょっとわかるかもしれない。
ぼくは生涯独身で子どもも持たなかったんですけど、それは、ぼくの人生を、ぼくの命を、自分ひとりだけのものにしておきたかったから、というのも理由のひとつなんです。
[rakuten:hoshinobk:1434915:detail]
(↑なにこのジャンル)
『HELLSING』の少佐は、ソ連軍に射殺されて魔道に転生するわけですが、そのとき、吸血を拒みます。
失せろ!!
俺の心も魂も命も
俺だけのものだ
オスマン帝国に処刑されたものの吸血鬼となったアーカードは、血を吸うことで他人の命を自分のものとし、無数の生命や精神をひとつに融合させています。
しかし、少佐はその歓喜をあくまで拒み、アーカードを宿敵として戦い続ける決意をします。
うらやましいね
まぶしい
美しい
だから愛しく
だからこそ憎む
だからこそ
お前は私の敵だ
敵に値する
こうして少佐は、最後の大隊を率いて50年におよぶ戦争をはじめたわけですが、ぼくはいったい何と戦おうとしてるんだろう。