カメダからの手紙
亀田史郎が、息子の興毅に送った手紙が『侍ジャイアンツ』のパクリでしかも誤字だらけだった、というのが話題になっています。
http://news.ameba.jp/2007/10/7831.php
- 亀パパの手紙
興毅 ほんとうに おめでとう
お前は もう 親父だけの者ではない
今や世界の亀田興毅になったんじゃそれも
山あり谷ありの厳しい勝負の道をひたすら
歩み続けたからこそ今日の蛍光が会った
しかしボクシングの道は終った分けではない
これから厳しいボクシング道が待ってる
興毅よ万文の山はいくつはばまおうとも
戦陣の谷に何度も落ちようとも前え 進め
最後に 本当におめでとう
親父
- 元ネタ
番場よ、本当におめでとう。
おまえはもうジャイアンツだけのサムライではない。
今や世界のサムライになったんじゃ。
それも山あり谷ありの厳しい勝負の道を
ひたすら歩み続けたからこそ、今日の栄光があった!
しかし、野球の道はこれで終わったわけではない。
これから厳しい野球道が待っている。
サムライよ、万丈の山がいくつ阻もうと、
千尋の谷に何度落ちようと、前へ進め!
その前途を祝って、もう一度言わせて貰おう。
番場蛮、本当に、おめでとう!
巨人軍監督 川上哲治
これは、アニメ版『侍ジャイアンツ』最終回で、日米ワールドシリーズを制してMVPを取った主人公の番場蛮に、川上監督(当時)が贈った言葉です。
- 比較動画
完全にそのまんまですね。
こういう、梶原一騎作品の台詞を改変するというのは、いつもわたしとid:gryphonさんがネタにしている『プロレススーパースター列伝』スレでよくやってることなんですけどね。
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/rcomic/1185977235/l50
でも、これはアニメ版だけなので(漫画版では、番場は魔球の投げ過ぎによりマウンド上で過労死)梶原による台詞ではないんですけど。
梶原一騎作品には、ほかにもグッとくる名台詞がいっぱいあるのでいくつか紹介しておきます。
『柔道一直線』より
- 主人公の一条直也がライバル赤月旭に敗れたうえ、師匠の車周作をけなされ激怒したとき、車が直也にかけた言葉
勝った負けたは勝負にはつきもの。
大切なのはそのあとの態度じゃ。
- 昇段試験でライバル右京慎吾と戦ったものの両者失格となり、決着をつけるべく決闘した直也と右京に、車が通勤ラッシュの人ごみを見ながらかけた言葉
また大東京の1日がはじまる…
あの学生、あのサラリーマン、また車の運転手たちにとっても、
きょうはけっしてきのうとおなじ1日ではない。きのうとおなじやりかたでは、きょうは生きられぬかもしれぬ
やわらかい心で戦う人間だけが、きょうの勝者となれる…
『空手バカ一代』より
幸運とは、あくまで自己の修練により呼び込むものである
フン…何とでも言うがいい。
ミーは悪口ではソンしないから、あまり怒らない主義よ!
倍達:こういうときこそ、押忍の心だぞ!
中村:オ…オッ 押忍!
逃げて忍ぶのではない…自信を持って心は相手を押しながら忍ぶ…押忍!
そ そうでありましたっ
『キックの鬼』より
- タイの強豪カンワンプライに敗れた沢村忠の、反省の弁
あくなき練習という土があってこそ、はじめて試合という勝利の花がひらく。
ぼくはスターという生活に追いまくられ、土のないところに花を求めてカンワンプライに負けたのだ。
うわべだけの人気を「根無し草の人気」と呼ぶが全くうまい言葉だ。
『あしたのジョー』より
金竜飛よ…おまえは力石におとるんだ
おまえは…自分だけが大変な地獄をくぐってきたかのようにタテにとり…
しかもそいつを自分の非情な強さとやらのより所にしているようでは…なあ。
はっきり力石におとるぜ!
挙げていったらキリがないので、このくらいにしておきましょう。