誠の奇妙なボート
DVD-PGの『School days』をプレイしているのですが。
…ヌルい!
このゲーム、六話構成のアニメを見ていきながら、時々出てくる選択肢を選んでいくことでストーリーが分岐していくんですけどね。
三話まで終わったんですけど、まだエロもバイオレンスもぜんぜん出てこないんですけど。
なんかねー、誠死ねくんと言葉さまが付き合うことにはなったんだけど、誠死ねくんはなんか全然オクテで、映画館で手を握ったり、学校の屋上で後ろから抱きしめたり(ウルティモ・ドラゴンが得意としたアステカ式原爆固めの体勢を思い浮かべていただきたい)するだけ。
しかも言葉さまはそれだけでドン引きしちゃうの。お前らどんだけピューリタンなんだよ、と言いたい。
あげく、誠死ねくんは「言葉が好きだから、言葉に触れたくなるんだ」と言うんですが、言葉さまは「それは”好き”とは違います。良くない感情です」なんて返しちゃうんですよ。
お前はアレか。エド・ゲインとかウイリアム・ハイレンズの母親かなんかか?
なんかモゴモゴ喋ってると思ったら、口ン中に純潔キャンディーでも詰め込んでるのか?
…などと、意味もなく悪態をつきたくなるくらいヌルいんですよねぇ。
しかもアレでしょ。このゲームにはnice boatは入ってないわけでしょ。
そう考えると、プレイ意欲が薄れていくのをどうすることもできません。
アホ毛バトルに関する一考察
アニメ版最終回の最後の方で、言葉さまと世界が屋上で対決するわけですが。
この動画だと5分ぐらいのところで、世界がポケットから包丁を出そうとするのを言葉さまが電光石火の動きで押さえるんですが、これってただの女子高生にできる技ではないと思うんですよね。
ぼくが思うに、この二人はスタンド使いですね。
原作の方では、言葉を攻略していたはずなのに誠死ねくんが勝手に世界に告白する、有名な「ポルナレフルート」というのがあります。
また、世界が誠死ねくんを刺殺する場面でも、誠死ねくんはあまりに無防備にやられてしまっているので、ここでなんらかの能力、おそらくは時間を操作する能力がはたらいていると考えるのも自然なことでしょう。
つまり、西園寺世界のスタンド能力は
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1992/06/10
- メディア: コミック
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
これに対し、桂言葉はどんな能力を持っているのか。
アニメ版11話では、誠死ねくんに着信拒否された言葉さまが、つながっていない電話に向かって一人で延々と喋るという場面が登場します。
これ、表層的に見れば空鍋と同様のヤンデレ描写なんですが、ちょっとモノの分かる人間が見れば、明らかにドッピオです。
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/06/04
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)
- アーティスト: キング・クリムゾン
- 出版社/メーカー: WHDエンタテインメント
- 発売日: 2006/02/22
- メディア: CD
- クリック: 76回
- この商品を含むブログ (119件) を見る
つまりこのバトルは、一般人の目には単に言葉さまが世界の手を押さえただけに見えるのですが、感覚の目でよーく見ると、世界が時を止めて攻撃しようとしたのを、言葉さまのキング・クリムゾンがその止めた時間を飛ばして勝利した、という真実が見えてくると思われます。
そして、言葉さまは誠死ねくんの生首を持ってnice boatで出航しますが、誠死ねくんが本当に死んでいるかどうかはわかりません。スティッキー・フィンガーズの能力で首にジッパーをつけて外しただけかもしれません。
んで、エンディングの歌の後また第一話冒頭にループするわけですが、これはキラークィーン・バイツァ・ダストが発動したのでしょう。もしくはゴールドエクスペリエンス・レクイエムによって死という現実に到達できなくなったとも考えられます。
…誰かこういうゲーム作ってくれませんかね。