ケンカの聖書

ブリュッセルで、バラバラ死体に「私はキラです」と書かれたメモが付けられていた、という事件が発覚しました。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071002i317.htm?from=navr

ベルギーの首都ブリュッセル市内の公園で、切断された若い白人男性とみられる死体の一部が見つかり、そばに「私はキラです」との日本語がローマ字書きされた2枚のメモ紙が残されていたことが2日、分かった。

 「キラ」は日本の人気マンガ「デスノート」に登場する連続殺人犯の名前で、警察は、作品に触発された猟奇殺人の可能性があるとみて調べている。

 地元警察によると、見つかったのは両足の太ももと胴体の下半身部分。先月28日夕、公園内の遊歩道脇に、むき出しの状態で置かれているのを通行人が発見した。

 メモ紙には、2枚とも手書きで「WATASHI WA KIRA DESU」と書かれ、1枚ずつ異なる色のインクが使われていた。

 マンガ「デスノート」の中では、「キラ」は、犯罪を憎む余り、死に神の力を借りて世界中の犯罪者を次々と殺していく。作品はフランス語やオランダ語に翻訳され、欧州でも人気を集めており、今回の殺人との関連が疑われている。

 死体が捨てられていた公園は高級住宅街に近く、警察によると、凶悪犯罪は極めて少ない地区という。死体の身元は発見から4日たっても判明しておらず、死体のほかの部分も見つかっていない。

これ、どこの新聞社やニュースサイトでも『DEATH NOTE』との関連について語られてますけど、デスノートでバラバラ殺人ってできるかなぁ。「近くにいた人間にバラバラにされる」とか書けばいいんだろか。


それより、「キラ」というのは夜神月じゃなくて吉良吉影なんじゃないか、と考えた方がバラバラ殺人としては自然だと思います。

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死体のほかの部分が見つかっていないのは、キラークィーンで爆破されたせいですね。

吉良吉影vs”L”を考えてみる

  • そもそも、吉良吉影は静かに暮らしたいのでLと知恵比べなんてしない
  • Lが吉良について突き止めた時点で、キラークィーン・バイツァ・ダストで爆破される

吉良の圧勝ですね。


ブリュッセルの事件でも、メモ紙に「私は吉良です」と書いてあったのはバイツァ・ダストを仕掛けるための伏線なんだと思います。いま何周目なんでしょうか。


これがもしデスノートの切れっぱしだったとしたら、拾った警官にまでリュークの姿が見えるようになるわけで、フランス語で「人間って面白」とか言われるんですかね。ベルギーでもやっぱりリンゴしか喰わないんでしょうか。



あと、「キラ」といえば梶原一騎石井いさみの『ケンカの聖書バイブル』という作品がありまして。
[rakuten:rdownload:10579147:detail]
主人公は空手を使う不良少年、吉良旭。

人呼んでキラー・キラー。


ベルギー人がこの漫画を読んでいた可能性は、限りなく0に近いと思います。ていうか0です。