青春テケテケテケテケ

最近は、アキバ系に続いてつくば系が人気のようです。
http://news.livedoor.com/article/detail/2973032/


あの手この手で、結婚市場を活性化させようとするメディアの努力にはなんとも頭が下がる思いですが、ある種の人間は「つくば系」と聞くとちょっと違うものを連想してしまいます。


筑波研究学園都市は、都市伝説の宝庫としてその筋では有名なのです。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~DD2/Rumor/local.htm#15


中でも「星を見る少女」の話は有名で、さまざまな類話を生んでいますがもとは筑波大学の構内で生まれた話。

また、「ランニング幽霊」は「テープを切ったら成仏した」というオチもなかなかくだらなくて魅力があり、以前のみちのくプロレスでは、これにヒントを得た「リレー少年」という覆面レスラーを登場させたこともありました。

運動会のテーマとともに入場して会場を走り回り、篠塚リングアナが

「バトンを受け取ると呪われますッ、危険ですので絶対に受け取らないでくださいッ」

と、注意のアナウンスをするという演出もなかなかくだらなくて魅力があったものでした。



「姉さんの壁」は、こちらで実物の写真が見られます。

http://members.at.infoseek.co.jp/tanteisakka/photo3.html

たしかに「姉」と読めないこともないですね。みんなこういうシミュラクラ好きだなぁ。

もちろん、実際には事故死した子供なんていないんですが。



新たなつくば都市伝説として、「独身の研究者を物色する負け犬女の亡霊」なんてのも生まれるんでしょうか。




あんまり関係ないんですけど、都市伝説によく登場する妖怪で「テケテケ」ってのがありますね。

てけてけマイハート 5 (バンブー・コミックス)

てけてけマイハート 5 (バンブー・コミックス)

この漫画はまったく関係ありません。

これはたぶん「ほんとにあった!呪いのビデオ」とかの類に収録されてたやつだと思われますが、どうやって撮ってるのか画像が荒くてよくわかんないので、不気味といえば不気味です。


「テケテケ」といえば、このように上半身だけの人間が手で歩いて追っかけてくるというもので、電車に轢かれて死んだ人の亡霊という設定もあるようです。



で、テケテケの怪談では、目撃者はソイツを見たとたんに「化け物だ!」と恐怖に駆られて逃げることが多いのですが、ふつう、上半身だけの人間を見たら「あぁ、障害者の人だなぁ」と思うのが当たり前ではないでしょうか。

ラブ・アゲイン―スケボーに乗った天使

ラブ・アゲイン―スケボーに乗った天使

そういえばこの人が人気者になったのも1985年ごろでした。あのころはテレビも大らかだったんだなぁ。



もっと昔では、サーカス芸人のジョニー・エックが「半分人間」として有名でした。彼が出演している、1932年に公開されたこの映画は「怪物團」というサブタイトルで日本公開されています。

フリークス [DVD]

フリークス [DVD]

1980年代にソフト発売されたときは「神の子ら」というサブタイトルに変わっていました。ちなみに山本KIDは無関係。


今はただの「フリークス」という題名で発売されているこの映画は、サーカスで見世物になっている身体障害者たちが、仲間を騙した結婚詐欺師の女に世にもおそろしい復讐をする、というストーリー。

GoogleVideoで観れるので、興味のあるかたはどうぞ。
http://video.google.com/videoplay?docid=6355110065089064433