スミス&ウェッソンM645(は出ません)

本日は「マイアミ・バイス」観てきたですよ。


…んー、フモさんと椣平さんが言ってるとおり、ビミョーな作品でした。


コリン・ファレルジェイミー・フォックスが潜入捜査官として麻薬の運び屋に化けるんですが、なんか何をやろうとしてるのかよくわかんないんですね。


コリン・ファレルは組織の女幹部(コン・リー)といい仲になって取引条件をグダグダにしちゃうし、中ボスの男はふたりを疑って「殺せ」とか言ってるし。潜入成功してねぇじゃん!
捜査に私情を挟むなよ。あとあとトラブルの種になりそうだってわかり切ってるだろ。それでもプロか!てめぇ。

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「ヒート」のときも思ったのですが、マイケル・マン監督の演出って、非情になろうとしてなりきれない男の哀愁を描こうとするのはいいんですけど、今回はどうも非情であろうとする意志そのものが感じられないような気がしました。

非情なのは銃撃の瞬間だけで、あとはずっと踊ってばっかりいたような感じです。


マイアミのクラブでブイブイいわせてたかと思ったら、ハバナの酒場で「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」みたいなおじいさんの歌をバックに踊ったり、またどっかのクラブでコン・リーといちゃつきながら踊ったり。これがMTV感覚ってやつですか。


結論:★☆☆☆☆
すみません、星一つといたします(いつからそんな採点基準になったんだ)。


まぁ、ラストの銃撃戦の緊張感だけは楽しめました。

マン監督特有の、耳にギンギン刺さるような銃声は今回も健在。