美少女の時代はもう終わった

GyaOで「ウィッチブレイド」が放送されているので、観てみました。
とりあえず一話と二話だけですが。

ウィッチブレイド Vol.1 [DVD]

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いやー、巨乳でした。

それも、アニメにありがちな手足の細いお人形っぽいスタイルじゃなく、体の厚みもしっかり描かれた、非常に肉感的な女体描写にはかなりのこだわりを感じました。


主人公である天羽雅音は、23歳のシングルマザーという設定です。
そのため、少女っぽい華奢な体格でなく、母性を感じさせる、成熟したオトナの肉体が必要になるんでしょうね。



もうねー、ロリとかつるぺたとかそんなこと言ってる場合じゃないですよ。

やっぱり成人女性ですよ!



もう少し真面目に内容について考察すると、主人公は娘と引き離され、おそろしい力を振るって戦います。
これは、鬼子母神の説話をモチーフにしているのでしょう。

我が子を養うため、人間の子どもをさらっては食べていたという。


母性というと、世間では、女性にやさしさを求める際の万能ワードとして機能しているようですが、その実は、よその子どもや外敵への強い警戒と敵意をも含むものなんですね。


秋田の小学生殺害事件とか、ちょっと前の、滋賀の中国人妻による園児殺害事件とかのニュースを見て、「母親として子どもを愛する、という自然な心はどこへ」みたいな捉え方をした方も多いようですが、ああいうのはまさに、母性というものの持つ暗黒面の顕れだったと思います。


雅音の巨大な乳房も、その母性という狂気を象徴しているものである、というのは考えすぎでしょうか。