世界最強はアリクイだよキミィ

今日もボクシングの話です。


最近の日本ボクシング界は、亀田家を中心に回されているような印象があります。
テレビではとてつもなくプッシュされまくっている亀田家ですが、週刊誌などではバッシング報道が出てきています。


イーグル京和選手が「戦いたい」と発言したり、徳山昌守選手が亀田興毅との対戦のために引退を撤回したり、ボクシング界も、亀田フィーバーの現状を正常に戻そうとするような動きもあり。

ブログ界隈でも、id:Jonahさんはじめ、批判している方がたくさんいらっしゃいます。


しかしわたしは、敢えて亀田家を10倍楽しく観賞する方法を提案いたします。



あれを、ボクシングだと思って見るから腹が立つのです。
あれは、ボクシングvs亀田家の異種格闘技戦なんです。


プロレスファンの間には、昔から異種格闘技戦と銘打った試合は、多少アレな試合内容でも大目に見る」という暗黙の了解があります。

また、プロレスラーの相手をする格闘家は、ほとんどの場合、とっくに引退した元ボクサーとか食い詰めた空手道場主でした。ひどい時には
首吊っても死なない人とか、
未だに正体不明のただのデブとか、
単に背の高いカレー屋の店員
だったりしたのも、今となってはいい思い出です。


亀田くんの相手が、タイで食い詰めた元ボクサーばっかりなのも、この伝統を踏まえたことなんでしょう。



異種格闘といえば、こんな漫画もありました。

真・異種格闘大戦 1 (アクションコミックス)

真・異種格闘大戦 1 (アクションコミックス)

そのうち亀田vs海亀とかも観たいですね。


安永航一郎先生の「頑丈人間スパルタカス」でも、異種格闘技戦という言葉の持つ魔法の効力が発揮されていました。

レイピアの握りに銃を仕込んで撃ち合う「シュートフェンシング」の選手が登場して、丸腰の主人公を撃ちまくるのですが異種格闘技戦ということで」と言えば、どんなムチャなルールでもみんな納得してしまいます。


このシュートフェンシング選手、剣を奪われてからは「ヌードフェンシング」に転向。


全長1mはあろうかという巨大な男根を剣とし、高速で腰をグラインドさせるという下品かつバカきわまりないネタが展開されました。


これで襲われた女性キャラ(外人)が、「女の子をそんなモノで襲うのは反則デース!」と叫ぶのですが、女性を攻めるときにソレを使うのはきわめて正常なような気もしないでもないのはわたしが異性愛という神話に毒されて多様なセクシュアリティを認められない硬直した人間であるということで糾弾されても仕方ないってことなんでしょうか。たぶん違います。