ジェノサイドカッター
仙台では「ホテル・ルワンダ」は3月18日から公開されるので、わたしはまだ観れてません。
なので内容については何もいえないし、ましてや他人が持った感想についてどうこう言うことなんてできるはずもありません。
でも、これはひどいと思うなぁ。
http://blog.livedoor.jp/mahorobasuke/archives/50487989.html
わたしの師匠である(と勝手に思っている)町山智浩さんが「ホテル・ルワンダ」のパンフに寄稿した文章について、特定アジアについてたいそうな問題意識をお持ちのお方がクレームをつけていらっしゃるのですが、もーどうにもスゴイです。
どこがどうスゴイのかは、町山さんがすでに反論エントリを書いておられるのでどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060225
それにしてもまぁ。
この手の話になると、「虐殺」とそうでない殺戮との違いがよく話題になりますね。
一般に、「虐殺」には「genocide」という言葉があてられます。
この言葉は、ジェノサイド条約(日本は未加入)によって定義がされており、「これは虐殺」「これは虐殺じゃない」という振り分けがなされます。
まぁネット上でこういう言葉遊びをする人たちは、たいてい「日本人が被害者になれば虐殺」「中国人や韓国人が加害者になれば虐殺」「中国人や朝鮮人は死なない」という明快な論理で斬っているので、定義うんぬんとはまた別の問題なんでしょうけど。
メタル・ゴッド、JUDAS PRIESTには「Genocide」という名曲があります。
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一般に、「Massacre」は「殺戮」と訳されますが、「虐殺」でも「殺戮」でも、要するに人がたくさん殺されることには変わりないわけで。
言葉を言い換えるだけで行為の重大さを減らすことはできないと思うんだけどなぁ。
そういえば、格ゲー「KOF'94」のボスキャラであるルガール・バーンシュタインは、「ジェノサイドカッター」という極悪な対空技を持っていて、ずいぶん泣かされたものでした。
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