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「コスプレ」という言葉から何を連想するか、というのはオタクとそうでない人との見分け方の一つになると思います。

  • コスプレといえば→ナース、セーラー服など→一般人
  • コスプレといえば→コミケ一本木蛮など→オタク

つまり、職業や学生など、特定の人物を指さないコスプレを好むのが非オタク。
特定のキャラクターの設定を借りてくるのがオタク。
ということですね。


アダルトビデオ業界で「コスプレもの」といった場合は前者が主流ですが、近年は後者の作品がよくみられるようになりました。

このジャンルに力を入れているのが、ミリオンというレーベルです。

たとえば、安来めぐという女優さんがいますが、この人は浜崎あゆみによく似ているので「あゆコス」というシリーズを何本も製作しており、浜崎あゆみがPVやCMで着た衣装と同様のものを着てのプレイを繰り返しています。
http://www.km-produce.com/toContentDetail.do?screen=M&contentId=42
同様に、紋舞らんという女優さんは松浦亜弥によく似ているので、「あややコス」というシリーズであややに扮してプレイしています。
http://www.km-produce.com/toContentDetail.do?screen=M&contentId=432


さて、今回わたしが見つけてきたのが、この作品です。
http://www.km-produce.com/toContentDetail.do?screen=M&contentId=421
パッケージには「女子校生」「メイド」としか書いてありませんが、明らかに一騎当千」の呂蒙子明です。

一騎当千 第2巻 [DVD]

一騎当千 第2巻 [DVD]

元ネタを知らずに、ただの女子校生ものだと思って観た人はワケわかんないでしょうね。メイドさんの格好をして学校でバトルしてたり、怪我をして入院してたりするわけですから。
DVDにはメイキング映像も収録されてますが、女優さんも呂蒙についてはまったく知らないらしく、メイクしながら

女優「この娘は強いんですか?」
スタッフ「強いよ、Bランクですから」
女優「Bランク・・・Aランクではないんですね?」

などという微笑ましいやり取りがなされています。

ご丁寧に付けボクロまでして似せていますが、台詞回しにはちょっと疑問が。

「わたしとタイマンしたいって?いい度胸してるわね」(棒読み)

・・・棒読みなのは仕方ないとしても、呂蒙はそんな言い方しねーよ


などとツッコむのも大人としてどうかと思われますね。

ちなみに、このメーカーからは「戦隊ピンクが捕まってあんなことも!こんなことも!」とか「連邦軍捕まってあんなことも!こんなことも!」などという、脱力するしかない超おバカな作品もリリースされています。
http://www.km-produce.com/toContentDetail.do?screen=M&contentId=8
http://www.km-produce.com/toContentDetail.do?screen=M&contentId=43
とくに後者は、ジャケットを見ただけで脱力のあまり、


赤い彗星も地に堕ちたものだな」


とつぶやいてしまうわたしなのでした。