男泣きダイエット

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・・・アメリカのことなんて知りません。

男のダイエット

日付のことはとりあえず忘れることにして、今日はダイエットの話です。

女性にとってダイエットというのは永遠のテーマだそうですが、男にとっても必要になることもあります。

さて、目下、健康のために減量に取り組んでいるわたしです。
２ヶ月で６キロほど減りましたが、減量には停滞期というものがあり、減らない体重にイライラすることもしばしば。

そんなときには、泪橋を渡ってジョーに会いに行くのさ。

あしたのジョー2 VOL.4 [DVD]

「あしたのジョー」の減量といえば力石のそれが有名ですが、ジョーも過酷な減量に挑んでいます。

東洋太平洋チャンピオン・金竜飛に挑戦することが決まったジョーですが、まだまだ成長期にある彼は一年間で６センチも身長が伸び、バンタム級にとどまることが困難になります。

飲まず喰わずの過酷な減量に取り組むジョー。このままでは、ジョーも力石の二の舞になってしまう。トレーナーの丹下団平はフェザー級への転向を進めますが、ジョーは断固として拒否。
屋根裏部屋にこもり、かたくなに食事を拒むジョーに対して、団平は階下で炭火をおこし、焼き鳥やうなぎを焼いて煙を流すという作戦に出ます。悶絶するジョー。

衰弱しきり、脱水症状で顔が腫れ上がったジョーですが、それでも減量をやめることは断固拒否します。

ジョーと、バンタム級で闘ってきたライバルたち。
ジョーのトリプル・クロスカウンターでアゴを砕かれ、再起不能になって暴力団の用心棒に落ちぶれたウルフ金串。
ジョーと闘うために、ライト級からバンタム級という無理な減量を行い、死んでいった力石徹。
ジョーとの試合のダメージが癒えぬうちに世界チャンプと闘い、テンプルにコークスクリュー・パンチを受け、廃人になったカーロス・リベラ。
そして、世界の頂点でジョーを待つ無敵のチャンピオン、ホセ・メンドーサ。

「そんな俺のバンタムを、捨てるわけにはいかねぇんだよ！」
水の入ったビール瓶を、地面に叩きつけるジョー。
その瞬間、画面がセピア色で静止し、三回パンする出崎統演出！

・・・くぅぅぅうう（男泣きの音）

そして、いろいろあって（団平の妨害で試合当日にウエイトオーバーになり、下剤を飲んでサウナに入り、オマケに血を抜くなど）なんとか試合にこぎつけたジョー。

対戦相手の金竜飛は、韓国軍所属のボクサー。
彼は、幼いころに朝鮮戦争に遭い、動乱の中、わずかな食料のために自分の父親を殺したという壮絶な過去の持ち主です。
しかも声が若本規夫。ハッキリいって怖いです。

最悪のコンディションで試合に臨むジョー。
金の必殺テクニック、「舞々（チョムチョム）」とはどんな技か、はたしてジョーに勝ち目はあるのか・・・？

試合結果はともかくとして、ここから得られる教訓としては、

「ムリなダイエットは体に毒」

ということですね。
マンモス西みたいに屋台でうどんを喰うのも、たまにはいいでしょう。

ジョーに見つかったら、鼻からうどんを出しながら
「ワイはあかん、ダメな男や・・・」
と、哀れっぽくいうことにします。