2日間のバカンス記録

1泊2日で北関東をドライブしてまいりました。1日目は太平洋岸を南下して、例のアニメの舞台である大洗まで行きました。


(作中で戦車が衝突したことでファンからは聖地とされている「割烹旅館 肴屋」店頭にて)
(動いてる画だとそれほどでもないんだけど、静止画だと頭が異様に大きく見える秋山殿)


アニメ『ガールズ&パンツァー』はテレビ版も劇場版もまったく見たことないんだけど、このコンテンツ自体にはけっこうなお金を落としているワスなので、まぁ聖地巡礼ぐらいはする資格もあるであろー。そこら中にアニメキャラの等身大パネルが立ち、「ガルパンさん」と称されるファンらしき人たちが歩き回っている、大洗町の曲がり松商店街は、アニメでは戦車が立ち回りをする舞台となりましたが、こんなこじんまりとした通りで戦車をぎゅんぎゅん走り回らせる人たちは狂っているとしか思えませんでした。なるほどここに石鹸水をまけば戦車はイチコロなわけだな、と思いましたがよく考えたら別の漫画でした。店の奥には民俗資料がたっぷり所蔵されている昔ながらの書店に入ったら、本棚の半分以上が『ガルパン』のメディアミックス漫画で埋め尽くされていたのも、味わい深いと思いました。なお、大洗町パチスロ店は一軒もありませんでした。


大洗のホテルや民宿はガルパンさんでいっぱいで、空きはないので水戸市内へ移動して一泊。
泊まったホテルには漫画がたくさん置いてあり、『北斗の拳』や『リングにかけろ』『キン肉マン』などが全巻(『キン肉マン』は第一期の36巻まで)そろっているので、このホテルが客層をどう想定しているかよくわかるなと思いました。

北斗の拳 (1) (ジャンプ・コミックス)

北斗の拳 (1) (ジャンプ・コミックス)

ちゃんとケンシロウハート様に「ブタは屠殺場へ行け!」と言っている初版のJCはやはり味わい深い。設定の固まっていない初期『北斗の拳』はやはり最高で、あんな格好をしていながらも組織力と情報網に自信のある牙一族が、「ケンシロウに身内はひとりもいない」と断言するあたりは本当に好きです。3人もいるだろ!



一夜明けて、水戸名物の納豆もフィーチュアした朝ご飯を平らげて「さぁどこへ行こう」と思案すること1時間。「とりあえず県境を越えて栃木県へ行こう」という非常にぼんやりとしたプランのもとで車を走らせ、那珂川沿いをさかのぼってツインリンクもてぎの前を通り、宇都宮方面へ。とくに目的地は決めていなかったのですが、ツイッターでおすすめいただいたここへ行ってみることにしました。


大谷石の地下採掘場跡に広がる、広大な地下空間をテーマパークにした大谷資料館。多くの映画やMVのロケ地に選ばれ、観光客も多い人気スポットなのですが、宇都宮市街地からこんなに近いとは思っていませんでした。写真は暗くてうまく撮れなかったので、公式サイトのギャラリーをごらんください。
http://www.oya909.co.jp/gallery/


内部の温度は12度ほどに保たれており、さすがのワスも「寒い」と思ったほどでありました。大満足で、あとは国道4号線をひたすら北上して仙台まで帰ったのでありました。ささやかなバカンスを終えてまた日常へ埋没していきます。生き! る!