路地裏わがまま眼鏡店

「山形小説家講座」からは深町秋生さんはじめ多くの作家がデビューしていて、柚月裕子さんが今回の日本推理作家協会賞を取るなど、みなさん活躍されていますが、姉妹講座である「せんだい文学塾」のほうは、すでに本を出している作家の方が、さらに創作の参考にするため受講しにくることがけっこうありまして。


で、このほど、せんだい文学塾によく参加していただいている作家の、相戸結衣さんが新しい本を出されました。

これは、例の小説投稿サイト「小説家になろう」と、マイナビのコラボ企画「お仕事小説コン」で優秀賞を受賞した作品。
超無愛想な眼鏡男子の眼鏡店員が、眼鏡を通じて眼鏡をかけたお客の悩みを解決するという、究極の眼鏡男子小説であります。人がかけている眼鏡を見ればその人の抱えている問題や悩みをたちどころに見抜くという、眼鏡男子版シャーロック・ホームズみたいな味わいもあります。


漫画の世界では、ぼくの学校の先輩でもある(歳が離れているので会ったことはないが)西川魯介という有名な眼鏡偏愛家がいるので、こちらも免疫ができていますが、はたらく女子系の小説で眼鏡萌えというのは、なかなか新鮮でした。


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