12月の告知

では来月の告知をここで。

せんだい文学塾

  • 12月21日(土)16時開場、16時半〜18時半開講予定
  • 講師:大森望(評論家)

 1961年、高知県出身。京都大学文学部英文科卒。

 高校時代からSF同人誌を制作し、京都大学SF研究会時代には、現在も続く京都SFフェスティバルの立ち上げに参加する。
 大学卒業後は新潮社に入社し、SFや詩集の編集を担当するいっぽう、並行して翻訳やライター業も行う。
 1990年から「本の雑誌」誌上にて新刊SFレビューを長年にわたって務めた。
 1991年よりフリーとなり、書評、評論、翻訳、アンソロジー編纂など幅広く活動する。


 当代一のSF者として知られ、また、SFと隣接する純文学、新本格ミステリ、ライトノベル、コミック、ゲームなどについても積極的に評論を行う。


 北上次郎氏との「書評漫才」『読むのが怖い!』シリーズや、豊崎由美氏との対談『文学賞メッタ斬り!』シリーズなどで舌鋒鋭い批評とユーモアある語り口を披露しており、読書家の絶大な信頼を得ている。
 作家との交流も幅広く、トークイベントの司会も多数つとめる、現在のSF界におけるスポークスマン的な役割を果たしている人物である。

新編 SF翻訳講座 (河出文庫)

新編 SF翻訳講座 (河出文庫)

小説家になろう講座

  • 12月22日(日)14時〜16時開講予定
  • 講師:西川美和(映画監督、脚本家)

(編集者を交えてのトークショー形式となります)

 広島市出身。早稲田大学第一文学部卒業。
 2002年に『蛇イチゴ』(宮迫博之主演)で監督デビュー。2006年には『ゆれる』(オダギリジョー主演)がカンヌ国際映画祭に出品され、女性監督として初めてブルーリボン賞監督賞を受賞するなど、内外で高い評価を受ける。2009年の『ディア・ドクター』(笑福亭鶴瓶主演)、2012年の『夢売るふたり』(松たか子主演)も多くの賞を受賞している。


 小説家としても、2006年に『ゆれる』のノベライズで三島由紀賞候補、2009年に『きのうの神さま』で直木賞候補となるなど、その才能は高く評価されている。

([に]1-1)ゆれる (ポプラ文庫)

([に]1-1)ゆれる (ポプラ文庫)

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、コーディネーターを務められます。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、刑務官の経歴を活かした女子刑務所小説を刊行されている壇上志保さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、第2作、第3作も続けて刊行されている吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方や、小説現代長編新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。