2月の告知

2月の「せんだい文学塾」「小説家になろう講座」告知です。

せんだい文学塾

  • 2月23日(土)15時半開場、16時〜18時開講予定
  • 講師:小池昌代川端康成賞作家、詩人)

 東京都出身。津田塾大学国際関係学科卒業。
 法律書出版社に勤務しながら、詩や小説を発表。1998年より作家専業となる。
 詩人としては1997(平成9)年『永遠に来ないバス』で現代詩花椿賞、2000年『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、2008年『ババ、バサラ、サラバ』で小野十三郎賞、『コルカタ』で萩原朔太郎賞、エッセイストとしては2001年『屋上への誘惑』で講談社エッセイ賞、小説家としては2007年『タタド』(新潮社、のち文庫)で川端康成文学賞を受賞。

 その他の小説作品は、2004年『感光生活』(筑摩書房、のち文庫)、2005年『ルーガ』(講談社)、2007年『裁縫師』(角川書店)、2008年『ことば汁』(中央公論社)、2009年『転生回遊女』(小学館)、2010年『怪訝山』(講談社)、2011年『弦と響』(光文社)、『黒蜜』(筑摩書房)、『自虐蒲団』(本阿弥書店)、2012年『厩橋』(角川書店)などがある。

  • 会場:仙台文学館 講習室 http://www.sendai-lit.jp/
  • 定員:90名
  • 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
  • お申し込み/お問い合わせ:せんだい文学塾運営委員会

sendaibungakujuku@gmail.com TEL.080-6013-5008


小説家になろう講座

 1945年和歌山県出身、文化学院卒業。
 コンピュータ企業に勤務しながら、1985年に『犬かけて』で作家デビュー。1986年、同作品で第94回(昭和60年下半期)芥川賞候補。
 1990年に『村の名前』で第103回(平成2年上半期)芥川賞を受賞。
 1992年に退社し、執筆に専念。1999年『飛べ麒麟』で第50回読売文学賞受賞。2000年短編小説集『遊動亭円木』で第36回谷崎潤一郎賞受賞。
 2005年『枯葉の中の青い炎』で第31回川端康成文学賞受賞。2006年『花はさくら木』で第33回大佛次郎賞受賞。2010年『許されざる者』で第51回毎日芸術賞受賞。2011年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2012年 『韃靼の馬』で第15回司馬遼太郎賞受賞。同年春の叙勲にて、紫綬褒章を受章。
 東海大学教授、関西大学客員教授を歴任し、2012年より神奈川近代文学館館長・理事長を務める。
 三島由紀夫賞川端康成文学賞、日経小説大賞、群像新人文学賞選考委員。2010年に織田作之助賞を主催する大阪文学振興会会長に就任。

冬の旅

冬の旅

sakka.naro@r7.dion.ne.jp

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、コーディネーターを務められます。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • 山形の講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さんと柚月裕子さん、刑務官の経歴を活かした女子刑務所小説を刊行されている壇上志保さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞を受賞された吉村龍一さん、2月に徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』でデビューされる織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。テキストは当日も配布いたしますが、希望者には事前にメール配信もいたします。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方も、読書を趣味とされる方も、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。