日本の話芸

本日は、仙台文学館で開催された「彩雨亭奇談会」に行ってまいりました。仙台ゆかりの怪談作家、杉村顕道の怪談を、講談と落語にアレンジして語るというイベントです。


出演は、一龍斎貞山先生と三遊亭圓窓師匠。真打ちの講談師は「先生」、落語家は「師匠」と呼ぶのが通例です。

講談十八番大全集 忠臣蔵 岡野

講談十八番大全集 忠臣蔵 岡野


打ち上げにも連れて行っていただいたのですが、「先生」はともかく、人のことを面と向かって「師匠」と呼んだのはぼくにとって初めての経験であり、なかなか珍しい気持ちを味わいました。


というわけで、帰宅してからテレビでBSの映画チャンネルをつけっぱなしにして、パソコンをカタカタといじっておりましたら、テレビからどうもきん枝師匠」「きん枝師匠」という言葉が聞こえてきます。

洋画チャンネルのはずなのに、なんで上方落語の話題を……?


と思ってテレビ画面をよく見たら、ベネチア映画祭の話題で、ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作『ザ・マスター』について話していました。


http://www.cinematoday.jp/page/N0045891

  • The Master - Official Trailer (2012) [HD]


ぼくの耳が落語家モードに変換されていただけで、テレビで話題にしていたのは「金獅子賞」でした。