ラバー・ソウル
ちょっと面白いエントリを見かけました。
セクシュアリティと学校臨床 8
コンドームという教養 杉村直美
高校生に避妊を学ばせることについて、養護教諭の先生が、現場の反応を書かれています。
さすがに現場の声は具体的で、「生徒に性交を奨励するようで、扱いたくない」という先生側の意見や、「コンドームを用意しておくのは、はじめからセックスするつもりだったみたいでイヤ」という生徒側の意見もあって、興味深いです。こういうデリケートな問題は、誰もができれば触れずにいたいんでしょうね。
とくに面白かったのが、自習の時間を利用して性教育の授業をしたときの、生徒の反応です。
感想はさまざまである。生徒のすべてが性的に活発なわけではないことはわたしもしっている。この「ゲリラ授業」をうけて「気分がわるくなる」生徒もいる。「不潔!先生、きらい」という抗議や「自分には関係ない」という無関心なものもある。
この「自分には関係ない」という反応がリアルですね。2chまとめサイトを見てるようだ。
自分が十代のころにそういう授業があったら、きっと同じ反応をしただろうと思うので、彼らの気持ちはわかります。
自分は一生そんなものを使う機会に恵まれることはない、と決め付けていたので、どこで買えるのか、値段はいくらぐらいなのか、どうやって使うのか、そういう知識はまったく不要だと思ってましたからねえ。
いま中年になってみると、その決め付けはほぼ正しかったことがわかりましたけど。
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