ミステリは万華鏡

5月23日に開かれた文学フリマの、模様を伝えるエントリがいくつも挙がってきました。


http://sukifilm.blog53.fc2.com/blog-entry-674.html
(↑「すきなものだけでいいです」アガサさんのエントリ。はてな映画ブロガーの錚々たる面々が集まった「Bootleg」のために岡山から上京された)


http://d.hatena.ne.jp/uma_shika/20100524/p1
(↑id:Delete_Allさんやid:tsumiyamaさんら、こちらも錚々たる面々が集った「UMA-SHIKA」公式ブログ。売れ行きも好調だったそう)


コミケには足が向かないサブカルチャー界隈はてなーの間でも、文学フリマは盛り上がっていますね。オレも行きたかったなぁ。


んで、ぼくはその日曜日に何をしていたのかといいますと、山形市で開かれた「小説家になろう講座」を受けてまいりました。

鷺と雪

鷺と雪

今月の講師は、北村薫先生です。まぁ文学フリマの面々がいくら一流ブロガーでも、こっちは直木賞作家ですからね! さすがに会場も盛況で、年齢層も小学生からお年寄りまで様々でした。


北村先生の直木賞受賞作『鷺と雪』巻末には、50冊以上の参考文献が挙げられていますが、実はそれらの本を「資料にしよう」と思って読んだことはないそうです。


本は面白いから読むものであって、その「面白い」と思う感性があるかどうかが大切なんですね。


北村先生のミステリ小説では、大きな事件が起こらない「日常の謎」を扱ったものが多いのですが、日常に謎を見出すための感性はそこにも通じているようです。

ミステリは万華鏡 (角川文庫)

ミステリは万華鏡 (角川文庫)

作家デビューする前は国語教師をされていた北村先生だけに、お話しがうまくて穏やかな語り口も魅力的でした。

来月の告知

ブラックチェンバー

ブラックチェンバー

山形県山形市緑町1丁目2−36 023-625-6411


http://www.sakuranbo.co.jp/special/narou/info.html


TEL023-628-3911(平日 10:00〜18:00)、問い合わせ専用アドレス sakka@sakuranbo.co.jp