姫ちゃんのREBORN

姫ちゃんのリボン (1) (りぼんマスコットコミックス)

姫ちゃんのリボン (1) (りぼんマスコットコミックス)

よう知らんのですけど、90年代初頭にヒットした少女漫画『姫ちゃんのリボン』がリメイクされるとのこと。


http://natalie.mu/comic/news/show/id/20727

パラレル・パラレル!「姫ちゃんのリボン」がリメイクで復活

9月3日発売のりぼん10月号(集英社)で、込由野しほによる新連載「姫ちゃんのリボン カラフル」がスタートした。

りぼん 2009年 10月号 [雑誌]

りぼん 2009年 10月号 [雑誌]

これは90年代のりぼんを代表する大ヒット作、水沢めぐみ姫ちゃんのリボン」を大胆にリメイクしたもので、登場人物や設定はそのままに、現代風のストーリーで蘇る。

まぁ見たことないので内容はよう知らんのですけど(調べてみたらリボンは魔法のアイテムで、呪文を唱えると他人に変身できるが、一時間以内に変身を解除しないと死ぬまで元に戻れないらしい。なにそれこわい)、「現代風のストーリーで」ってのがすごいですね。だって、たとえば『鉄腕アトム』とか『あしたのジョー』とかをリメイクするんなら「現代風」ってのもわかりますけど、『姫ちゃんのリボン』は平成になってからの話ですよ。アニメ版にはSMAPだって(本人役で)出てくるんですよ。当時はまだ森くんがいて6人だったけど。

シュート! [DVD]

シュート! [DVD]


歴史学では、時代は大きく分けて古代・中世・近世・近代・現代となり、西洋史では紀元4世紀のゲルマン民族大移動ごろまでを古代、5世紀の西ローマ帝国滅亡から15世紀の東ローマ帝国滅亡ごろまでを中世、ルネサンスを経て1789年のフランス革命あたりまでを近世、市民革命・産業革命から第一次世界大戦の勃発した1914年までを近代、それ以降を現代とするのが一般的です。


日本史では、平安時代までを古代、鎌倉時代から室町時代を中世、安土桃山時代から江戸時代を近世、明治時代から太平洋戦争までを近代、戦後を現代とすることが多いようです。


ですがこの区分には異論も多く、とくに西洋史においては、1989年のベルリンの壁崩壊・東欧革命をもって近代の終結とする見方もあるようです。

当時ぼくは世界情勢もよく知らない中学生でしたが、テレビで放送されたルーマニアの独裁者チャウシェスクの処刑には大いに衝撃を受け(あの頃はまだ、人が射殺されるところをテレビでノーカット放送していたのである)、時代が変わったのだということを実感させられました。


少女漫画業界のことはよう知りませんが、『姫ちゃんのリボン』終了後から2009年までの間に、「現代」の定義が変わるほどのインパクトを持った作品が生まれていたんでしょうか。チャウシェスクの公開銃殺に匹敵する少女漫画ってどんなかなぁ。