塩崎雄二は日本のラス・メイヤーか？

こんなサイトを見つけました。けっこう有名らしいです。
http://www4.ocn.ne.jp/~tmf00a/ASKJOHN.htm
アメリカのANIMEファンの質問に、日本とANIMEに詳しいジョンさんが答えるという。
ジョンさん、すごいです。ムチャクチャ詳しいです。

さてさて。

この中に、「『一騎当千』はHentaiポルノなのですか？」という質問がありました。
質問者さんは、単行本一巻の巻末にフェラ○オの描写があるのを見てビックリしたようです。
このシーンは、連載に先駆けて掲載された読み切りに収録されています。

一騎当千 (1) (Gum comics)

夏侯惇が女の子に口唇奉仕させているという場面です。連載版ではストイックなおぽんちキャラになった夏侯惇ですが、最初はこんなキャラだったのですね。

ちなみに、読み切り版では孫策ではなく馬超が主人公になっていますが、ルックス・性格ともに孫策とほぼ同一人物になってしまっているので連載に登場できず、いつまで経っても五虎将軍が揃わないという事態になっています。

この「一騎当千」のアメリカ版は、「Battle Vixens」というタイトルで発売されています。

Battle Vixens Volume 1

Battle Vixens Volume 7

Battle Vixens 3 (Battle Vixens)

孫策のパンツ、劉備のパンツ、呂布のおっぱいなど危険な部分は龍が絡み付いて隠すという配慮（苦肉の策）がなされていますね。アメリカはそういう部分厳しいです。

「Battle Vixens」というこのタイトルだけ見ると、ラス・メイヤーの映画みたいですね。

ラス・メイヤー ヴィクセン [DVD]

UP! メガ・ヴィクセン [DVD]

ウルトラ・ヴィクセン [DVD]

考えてみると、「暴力・ナンセンス・巨乳」というテーマはメイヤーにも塩崎雄二にも共通しています。

アクロバティックな編集によって、未来のカットが紛れ込んだりするメイヤーの映画と、コピー・貼り付けを多用する*1「一騎当千」との間には手法的にも共通するものがある・・・というのはちょっと考えすぎですね。

*1:本当に多い！