6月の告知

では来月の、「せんだい文学塾」「小説家になろう講座」の告知を。

せんだい文学塾

  • 日時:6月22日(土)16時開場、16時半〜18時半開講予定
  • 講師:井上荒野直木賞作家)

 東京生まれ。小説家、井上光晴の長女。成蹊大学文学部卒。89年、『わたしのヌレエフ』で第1回フェミナ賞を受賞。創作のかたわら児童文学の翻訳家としても活躍する。
 2003年、『潤一』(新潮文庫)で第11回島清恋愛文学賞、08年『切羽(きりは)へ』(新潮文庫)で第139回直木賞、2011年には『そこへ行くな』(集英社)で第6回中央公論文芸賞を受賞する。
 その他、『もう切るわ』(光文社文庫)、『誰よりも美しい妻』(新潮文庫)、『だれかの木琴』(幻冬舎)、『夜をぶっとばせ』(朝日新聞出版)、『さようなら、猫』(光文社)、『それを愛とまちがえるから』(中央公論新社)、父との関係を描いた『ひどい感じ 父・井上光晴』(講談社文庫)、父の作品への返歌ともいえる『結婚』(角川書店)など、著作多数。

 2011年には、短篇「帰れない猫」(ハルキ文庫『ナナイロノコイ』所収)が韓国で映画化され、日本でも『愛してる、愛してない』の題で公開された。2013年には『つやのよる』(新潮文庫)も行定勲監督、阿部寛主演により『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の題名で映画化されている。

ベッドの下のNADA (文春文庫)

ベッドの下のNADA (文春文庫)

http://www.shakyo-sendai.or.jp/n/aboutus/plaza
※通常月とは会場が異なります。ご注意ください

  • 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
  • お申し込み/お問い合わせ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com TEL.080-6013-5008

小説家になろう講座

 東京都出身。津田塾大学国際関係学科卒業。
 法律書出版社に勤務しながら、詩や小説を発表。1998年より作家専業となる。

 詩人としては1997(平成9)年『永遠に来ないバス』で現代詩花椿賞、2000年『もっとも官能的な部屋』で高見順賞、2008年『ババ、バサラ、サラバ』で小野十三郎賞、『コルカタ』で萩原朔太郎賞、エッセイストとしては2001年『屋上への誘惑』で講談社エッセイ賞、小説家としては2007年『タタド』(新潮社、のち文庫)で川端康成文学賞を受賞。

 その他の小説作品は、2004年『感光生活』(筑摩書房、のち文庫)、2005年『ルーガ』(講談社)、2007年『裁縫師』(角川書店)、2008年『ことば汁』(中央公論社)、2009年『転生回遊女』(小学館)、2010年『怪訝山』(講談社)、2011年『弦と響』(光文社)、『黒蜜』(筑摩書房)、『自虐蒲団』(本阿弥書店)、2012年『厩橋』(角川書店)などがある。

おめでとう

おめでとう

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、コーディネーターを務められます。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 山形の講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、刑務官の経歴を活かした女子刑務所小説を刊行されている壇上志保さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、第2作『光る牙』も好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』でデビューされた織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方や、小説現代長編新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。