リアクションキッズ・リターン

さて、まずはあけましておめでとうございます。


必ず毎年一回はめでたい日がくる、というのだからお正月というのはいいものです。




で。



今年の元日といえば、なんといっても楽しみなのはビートたけしお笑いウルトラクイズ」11年ぶりの復活であります。

http://www.ntv.co.jp/owarai-ultra/index.html


「聞いてないよ」「ヤバいよ」の台詞とともに、ダチョウ倶楽部出川哲郎といったリアクション名人を輩出し、「人間性クイズ」ではナインティナイン岡村隆史をスターにしてきたこの番組の面白さについて、かつてナンシー関はこう語っていたものです。

何様のつもり (角川文庫)

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その場にたけしが居るという事の影響力は、たとえば吉本興業などの大御所(三枝とか西川きよしとか)のそれとも意味が違うし、芸能人としてはほぼ同格であろうタモリと比べても質自体が違うように思う。


たけしは、番組の中で「くだらねぇ」を連発しながら、時にはへたりこみさえして大笑いしている。この『お笑いウルトラクイズ』は、たけしが「最も笑う」番組に違いない。お笑い芸人が笑わせることに快感を感じるのは当然のことだろうと思うが、それが「ビートたけしを笑わせている」となればその心中は大変であろう。


この文章が書かれたのは1991年11月のこと。


それから15年以上の月日が過ぎ、ナンシー関もいまやこの世の人ではありません。


ビートたけしの神通力がいまだ健在かどうか、見せてもらうことにしましょう。