Big man is big shit

プロレスの神様」として知られた往年の名レスラー、カール・ゴッチが亡くなったそうです。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/wrestling/20070729-00000039-spnavi-fight.html

プロレスの神様”として知られ、現在では無我ワールド・プロレスリングの名誉顧問を務めるカール・ゴッチ(本名カール・イスターツ)さんが29日(米国現地時間)に死亡したことが現地の専門ウェブサイト「レスリング・オブザーバー」により報じられた。ゴッチさんが亡くなったのは夜9時45分で死因は不明。82歳だった。

 ゴッチさんはUWFの顧問を務めるなど日本格闘技界の発展に大きく寄与しており、現在でもゴッチさんの教えを“ゴッチイズム”として崇拝する選手も多い。訃報を伝えたレスリング・オブザーバーでは「前田日明高田延彦らを育成し、日本総合格闘技の高まりに大きな影響を及ぼした」としてゴッチさんの功績を紹介している。

ここ最近、プロレス関連の訃報が相次いでおり、しかも不自然な死や非業の死が少なくなかったため、高齢のゴッチが亡くなっても全然驚きもしなければ、ショックも受けなくなっている自分がイヤだ。



これは1972年の新日本プロレス旗揚げ戦における試合。

レフェリーはユセフ・トルコ、猪木のセコンドには豊登の姿も見えます。

プロレスへの遺言状

プロレスへの遺言状


この旗揚げにおいて、アメリカにレスラー招聘のパイプのない猪木は対戦相手を探すのに苦労し、師匠格にあたるゴッチに対戦を依頼しました。


このときのやりとりを、梶原一騎の『プロレススーパースター列伝』ではこう描いています。

ゴッチ:新日本プロレス旗揚げ戦は立派にやれる!一人の超大物レスラーが日本へ行き、君と闘うからな!
猪木 :エッ!そ、その超大物とは?
ゴッチ:わたしだよ。それともカール・ゴッチは超大物ではないかな?

プロレススーパースター列伝 (5) (講談社漫画文庫)

プロレススーパースター列伝 (5) (講談社漫画文庫)

泣かせるセリフですね。実際には、コーチ役を務めたりして義理のあった日本プロレスを裏切るのだから、と高額のギャラ上乗せを要求されたそうですが。


プロレスには夢、ロマンも必要であり(ry



そんなこんなも含め、日本のプロレス史において、はかりしれないほど大きな影響を残したひとでした。

謹んでご冥福をお祈りします。