お料理の日々

コロナウイルスで外出自粛で云々、という話もいい加減飽きていますが、食べることしか楽しみがないのでエンゲル係数がどんどん上がるというのはみなさんも同じかと思います。

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これは、厚切りベーコンとボロニアソーセージを、各種の野菜と一緒にオーブンで焼く、ぎゅうぎゅう焼きの一種です。野菜は何を入れてもいいけど、今回はトマト、まいたけ、ブロッコリー、玉ねぎ、ナス、ズッキーニ、じゃがいも、さつまいもなど。
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ブロッコリーとじゃがいもとさつまいもは下茹でしてから入れました。味付けはオリーブオイルとハーブソルトだけ。チーズもたっぷり入れたはずだけどあんまり感じませんでした。ご飯のおかずとしては合わないけど、これだけで満腹になるメイン料理です。

 


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これはエジプトのムサカにヒントを得て、ひき肉と、みじん切りの玉ねぎと椎茸を、トマトケチャップと中濃ソースで味付けした雑ミートソースを、オリーブオイルでソテーしたナス、市販の餃子の皮を重ねて、とろけるチーズをたっぷり載せてオーブンで焼いたもの。味は濃厚でご飯のおかずにもなります。


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赤ワインをコーラで割ったカリモーチョというカクテルがあるけど、あれで肉を煮たらうまいんじゃないかという天啓を得ました。

 


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美味しんぼで山岡がやってたのを参考に、鍋に肉と野菜とローリエを入れて、赤ワインとコーラを注ぎ、一晩寝かせる。
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寝かせるとこうなりました。これにクッキングペーパーで落とし蓋をして、2時間ほど煮る。

 


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肉はほろほろに柔らかくなったけど、酸化して真っ黒になったので見た目的にはかなりヤバい。味付けはとくにしていないので、食べるときはこれに醤油をちょっぴりかけると美味です。

 

 

コーラは入れず赤ワインのみにして、今度は豚の角煮にする。
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豚肩ロースを赤ワインに一晩漬け込み、ザラメと醤油を加えて1時間ほど煮る。

 


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肉をいったん取り出す。

 


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煮汁にクッキングペーパーを敷いて、氷をぶち込み、固まった脂を取り除く。

 


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切り分けた肉を鍋に戻し、汁気が少なくなるまでふたたび煮込む。
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塩茹でした新じゃがを添えて、構成としては肉じゃがだけど、見た目と味は黒醋酢豚に近いという新ジャンルとなりました。バラ肉でなく肩ロースなので歯ごたえがあってうまい。なおバラ肉でやってもほろほろでうまい。

 

 

秋保温泉の有名スーパーへおはぎを買いに行ったら、海老の頭が大量に安く売られていました。
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こいつを、オリーブオイルとにんにくで炒めていく。
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刻んだ玉ねぎとセロリも加え、しゃもじで潰しながら炒め煮にする。
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いい感じにダシが出たところで、これをフードプロセッサーで粉砕して目の細かいザルでこしていきます。この工程が非常に面倒なのでおすすめはしません。面倒なので写真も撮ってませんでした。

 

んで、トマトピューレと生クリームを加え、塩と顆粒コンソメで味を整えるなどして、スパゲティに絡めるわけですよ。
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こうしてできあがったのが、海老のビスクスパゲティです。とにかく濃厚な海老の旨みが味わえて、ものすごくうまい。手間はかかるし時間もかかるし台所は汚れるし洗い物も多いのでおすすめはしません。けどものすごくうまかった。

 


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こんなのもつい買っちゃうよね。

 


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白ワインとザラメ、醤油、生姜の薄切りで煮る。

 


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皿に取るとき、トングで掴もうとしたのが間違いだった。バラバラに崩れて原型をとどめていないが、これでも黒鯛の兜煮を作ったつもりだったんや。なお味は濃厚でご飯によく合い、骨をしゃぶって食うとゼラチン質の部分がむちっとしててうまい。

 


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だんだん面倒になって、食卓に出してからの写真しかなくなります。これは乾麺の稲庭うどんを茹でて、市販のめんつゆにきざみねぎとおろし生姜を入れて食べるものと、豚の骨付きスペアリブ入りさつま汁。豚汁とさつま汁の違いは芋の種類によるという解釈で、さつまいもを入れています。根菜をアホほど入れるのがコツですが、具を入れすぎると、煮物と汁物の境界線について思いを巡らせる羽目になります。うどんと味噌汁という取り合わせがベストマッチだとは言えないが、食いたかったんだからしょうがねえだろ文句あんのかこの野郎(謎の逆ギレ)。

 


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これはズッキーニとベーコンとまいたけをオリーブオイルで炒めて、CoCo壱のカレースパイスパウダーで味付けしたもの。スパイスといいつつ実際にはスナック菓子のシーズニングに近い品で、これ一発で味付けできるものの、かなり大量にふりかける必要がありました。

 


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5月にもなると、トーホグ地方の一部ではこのように、生うにを牛乳瓶に入れて販売します。
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こういうものは、シンプルにご飯に乗せて醤油をかけて食べるだけでよろしい。本当は毎日これだけ食べていたいんだけど、人生とはなかなかそうはいかないものです。

 


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揖保乃糸そうめんを、ごま油で焼いたナスと豚バラ肉の熱いつゆでいただく。これは『大市民』で柳沢きみおがやってたのを参考にしました。マカロニサラダも一緒に食卓に上がっているけどあまり気にしなくてよろしい。


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立夏ともなると急に気温が上がる日々もあり、冷たい麺ばかり食べたくなる。乾麺の讃岐うどんをしっかり茹で、水でしっかりしめたものに、エバラのプチッとすだちおろしうどんのポーションをかけ、市販の刻みねぎとごまをふりかける。このポーションは実に優れもので、お店で食べるのに負けない味がするのでぜひお試しください。あとうどんは面倒でも乾麺から茹でるのがよろしい。

 

そんな感じで、今年のゴールデンウィークも過ぎてゆくのでした。来年の同じ時期まで生きていけるかどうかわかんないけど。

映画テン年代ベストテン:結果発表

10月30日から12月15日まで募集した「映画テン年代ベストテン」には、多数の投票をいただきまして、まことにありがとうございました。

washburn1975.hatenablog.com

おかげさまで、ちょうど100名の方々から、475本に及ぶ映画がリストアップされました。

なお、今回も集計作業は全面的に破壊屋さんにやってもらいましたので、この場を借りて御礼申し上げます。

また、ツイッターで同時期に「#映画テン年代ベストテン」のハッシュタグ付き投稿が発生していましたが、今回はあくまで、ぼくのアカウントへリプライを送り、弊企画へ参加したもののみ集計いたしました。

では景気よく1位からドーンと行きます!

  1. マッドマックス 怒りのデス・ロード 237.0点 投票数 37
  2. シン・ゴジラ 171.5点 得票数29
  3. この世界の片隅に 145.5点 得票数24
  4. パシフィック・リム 121.5点 得票数20
  5. カメラを止めるな! 85.0点 得票数14
  6. トイ・ストーリー3 76.5点 得票数14
  7. 桐島、部活やめるってよ 75.5点 得票数12
  8. アベンジャーズ/エンドゲーム 75.0点 得票数15
  9. バーフバリ 王の凱旋 64.0点 得票数13
  10. キック・アス 55.5点 得票数9

 

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

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  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: Prime Video
 
シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: Prime Video
 
この世界の片隅に

この世界の片隅に

  • 発売日: 2017/04/26
  • メディア: Prime Video
 
パシフィック・リム(吹替版)

パシフィック・リム(吹替版)

  • 発売日: 2013/11/27
  • メディア: Prime Video
 
カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

  • 発売日: 2018/10/27
  • メディア: Prime Video
 
トイ・ストーリー3(吹替版)

トイ・ストーリー3(吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

アベンジャーズ/エンドゲーム(字幕版)

  • 発売日: 2019/09/04
  • メディア: Prime Video
 
バーフバリ2 王の凱旋(字幕版)

バーフバリ2 王の凱旋(字幕版)

  • 発売日: 2018/02/21
  • メディア: Prime Video
 
キック・アス (字幕版)

キック・アス (字幕版)

  • 発売日: 2013/12/10
  • メディア: Prime Video
 

 

全体的に偏差値低めというか、精神年齢低めの作品が並びましたが、まあいつものことです。こちら方面での、後世に残る作品が網羅されたベストテンといえるのではないでしょうか。

1位の『マッドマックス』は2017年の「映画オールタイムベストテン2017」でもぶっちぎりの1位となりましたし、21世紀のマスターピースと誰もが認めるでしょう。

日本映画が4本も入ったのはやや意外でしたが、入った作品のメンツを見ればそれも納得。作家性の強さと娯楽性が両立した、いい作品ばかりとなりました。

 

11位から下は、こんな感じです。

いつものことながら、全体的に「映画秘宝」色が濃いランキングとなっております。

その「映画秘宝」が、洋泉社が親会社の宝島社に吸収されるため休刊となることが発表され、映画クラスタには激震が走っております。

 

 思えば、1995年に創刊号「エド・ウッドとサイテー映画の世界」が出たのが、ぼくがちょうど20歳のころで、アニメ中心の「オタク」とはちょっとニュアンスの異なる「ボンクラ」という概念がそこで生まれたのでありました。その文化にどっぷり浸って生きてきた人間としては、無常観をひしひしと感じるばかりであります。サブカルという文化の総本山だった、といっても過言ではない、映画秘宝の休刊が、日本の映画界ならびにサブカル文化に与える影響は大きいでしょう。

 

でも、いつだっておれたちはこう叫んできたんだ。そしてこれからもだ。

 

でも、やるんだよ!

映画テン年代ベストテン

かつては毎日更新していたこのブログですが、2016年をもって毎日更新をやめ、それでも当初は週イチぐらいで書きたいなどと言っておったのがどんどん退化していき、2019年は今日まで2回しか更新していないというから、人間というのがいかに低きに流れる性質を持った生き物かわかるものです。まぁ最近はツイッターばかりやってるからでもあるけど。こうやって字数を切り詰めずに文章を書くという行為も、久しくやっておりませんですよ。

長年親しんでいたはてなダイアリーから、はてなブログに移行したのはいいけど、新しいUIに馴染むことができず、こうやって文字を入力していても、ちゃんと表示できるのかどうか不安だったりします。

 そんな状態ではありますが、毎年恒例のこの企画だけはやります!

すっかり廃墟というか跡地になってしまったこのブログで、呼びかけたって誰も読まないし参加しないかもしれないけど、でもやるんだよ!

過去の歴代ベストテン企画はこちら。

2007年:映画オールタイムベストテン

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2008年:邦画オールタイムベストテン

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2009年:映画ゼロ年代ベストテン

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2010年:続編映画ベストテン

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2011年:スポーツ映画ベストテン

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2012年:ホラー映画ベストテン

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2013年:SF映画ベストテン

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2014年:アニメ映画ベストテン

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2015年春:おっぱい映画ベストテン

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2015年冬:音楽映画ベストテン

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2016年春:筋肉映画ベストテン

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2016年冬:戦争映画ベストテン

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2017年春:対決映画ベストテン

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2017年冬:映画オールタイムベストテン:2017

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2018年春:お酒映画ベストテン

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2018年冬:映画映画ベストテン

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気がついたら今年は春のベストテンもやるのを忘れていたという体たらくですが、まぁ無理して年に2回やる必要もないか、ということで自分を納得させたい。

さて肝心の、今年のテーマですが、もうすぐ2010年代も終わりということで、「映画テン年代ベストテン」とします。

10年前には「映画ゼロ年代ベストテン」をやりましたが、当時はゼロ年代ゼロ年代と総括するのがブームでしたねえ。今年はそんなに盛り上がってる感じもあまりないけど、それでも振り返ってみればいろいろ見えてくるものもあるでしょう。

参加方法

  • 2010年から2019年に公開された映画のベストテンを挙げていただきます
  • 参加したい方は、この記事のコメント欄に記入してください
  • ブログをお持ちの方は、自分のブログに記事を上げて、そのURLをコメント欄に載せてください
  • ツイッターで参加される方は、無理に1ツイートにまとめず、連投してもけっこうです。その際、@washburn1975までメンションを飛ばすのを忘れないようにしてください
  • 書式は下の例を参考にしてください

採点方式

  • 1位は10点、2位は9点、3位は8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位は2点、10位は1点とします
  • 順位が付けられない方は「順不同」と明記してください。一律に5.5点とします
  • 10本も選べない、という方は少なくてもいいですが、その場合、下から1点、2点、3点と採点していきます(※去年までとはここのルールを変えます! 挙げる本数が少なければ少ないほど、推しが不利になるシステムにしました)
  • お一人さま55点の範囲内で、点数の指定がある場合はそちらに従います。同率一位(10点)が5本であとの5本に1点ずつ、などの割り振りも可です。その場合は1本ごとの点数をわかりやすく明記してください
  • ただし、1本につき最高10点、お一人さま10作品までといたします。「1本に55点全部」とか、「1点ずつ55本」などは無効といたしますので、ご了承ください

対象作品の基準

  • 2010年から2019年までの間に公開された作品が対象となります
  • 洋画、邦画、アニメ、ドキュメンタリー、その他ジャンルは一切問いません
  • 「公開」の定義は困難です。劇場公開、ソフト発売、ネット配信開始など、どの形態であれ、2010年代に日の目を見た作品であればOKです
  • ただし、あくまで「映画」が対象です。連続ドラマの1話などは対象外です
  • シリーズものはそれぞれ独立した作品として扱います。シリーズ全体への投票は無効です
  • テン年代の映画に入るかどうか迷ったときは、本ベストテンでは長年の大原則である「迷うぐらい微妙なら入れていい」を採用してください

選ぶときの注意

  • 昨今はリメイク・リブート流行りで、同名の映画がいくつも存在することが多いです。なるべく、公開年や監督、主演俳優などのデータを一言つけ加えておいてください
  • 「こんなの選んだらバカだと思われる」「好きじゃないけど映画史的にこれは外せない」など、不純なことは考えない方が楽しく選べます

ワッシュの映画テン年代ベストテン

  1. ボヘミアン・ラプソディ(2018年米、ブライアン・シンガー監督)
  2. マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年豪・米、ジョージ・ミラー監督)
  3. この世界の片隅に(2016年日本、片渕須直監督)
  4. パシフィック・リム(2013年米、ギレルモ・デル・トロ監督)
  5. カメラを止めるな!(2018年日本、上田慎一郎監督)
  6. 冷たい熱帯魚(2011年日本、園子温監督)
  7. クリード チャンプを継ぐ男(2015年米、ライアン・クーグラー監督)
  8. 劇場版テレクラキャノンボール2013(2014年日本、カンパニー松尾監督)
  9. 探偵はBARにいる(2011年日本、橋本一監督)
  10. ゴールデンスランバー(2010年日本、中村義洋監督)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメラを止めるな!  [Blu-ray]

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冷たい熱帯魚 [Blu-ray]

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 よし、なんとかまとまった。

ぼくにとってこの10年は、さっぱり映画を観なくなってしまった時期なので、どうにかこうにかひねり出したという感じですが、こうやって並べてみるとなんとなく納得感があります。日本映画が思ったより大勢を占めているのが意外なところでした。

 

MCUの映画が1本も入ってないのは、単にアメコミ映画が苦手なせいです。2010年代を代表するシリーズをまったく無視した、偏ったランキングではありますが、まぁ誰だって大なり小なり偏っているものではないんですか!(逆ギレ)

 

では、しめきりは12月15日(日)24時までとします。みなさんふるってご参加ください!

 

せんだい文学塾 2019年度スケジュール

さて、今年も年頭に1記事書いたっきり2ヶ月も放置していたこのブログですが、運営に携わっている「せんだい文学塾」で、受講生が地元の文学賞「仙台短編文学賞」において大賞と仙台市長賞を受賞いたしましたので、こちらでも報告いたします。

 

 

 

 

 この講座も2010年に立ち上げてから、早いものでもう10年目です。これまでの活動が、書き手のみなさんにとっていくらかでもプラスになったのであれば、幸甚です。

 

というわけで、2019年度のスケジュールが決まりましたので、ここでも発表いたします。

 

sites.google.com

※以下敬称略

・4月20日(土)青崎有吾(鮎川哲也賞作家)
「書き手と読み手の二重人格」

早朝始発の殺風景 (単行本)

早朝始発の殺風景 (単行本)

 

 


5月25日(土)あさのあつこ野間児童文芸賞島清恋愛文学賞作家)
「表現 プロとアマは違うのか」

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

 

 


6月29日(土)熊谷達也直木賞作家)
「視点の決め方と使い方」

エスケープ・トレイン

エスケープ・トレイン

 

 


7月(※休み)


8月24日(土)三浦しをん直木賞作家)
「描写と説明」

愛なき世界 (単行本)

愛なき世界 (単行本)

 

 


9月21日(土)平松洋子ドゥマゴ文学賞講談社エッセイ賞作家)
「食をめぐる文章について

味なメニュー (新潮文庫)

味なメニュー (新潮文庫)

 

 


10月26日(土)朱川湊人直木賞作家)
「演劇の書き方から学ぶ」司会・黒木あるじ

アンドロメダの猫

アンドロメダの猫

 
黒木魔奇録 (くろきまきろく) (竹書房文庫)

黒木魔奇録 (くろきまきろく) (竹書房文庫)

 

 


11月23日(土)角田光代井上荒野江國香織直木賞作家たち)
「3人の読み方はこんなに違う パート4」

あちらにいる鬼

あちらにいる鬼

 

 

 

物語のなかとそと 江國香織散文集

物語のなかとそと 江國香織散文集

 

 
12月(※休み)


1月25日(土)中条省平(文芸評論家)
「小説を読むというテクニック」

 

 

 
2月22日(土)佐伯一麦野間賞作家)
「小説を書き続けるために」

麦の日記帖 震災のあとさき 2010-2018

麦の日記帖 震災のあとさき 2010-2018

 

 


3月21日(土)有栖川有栖本格ミステリ大賞作家)司会・三沢陽一
「小説を書く、ミステリを書く」

 

こうして誰もいなくなった

こうして誰もいなくなった

 
グッバイ・マイ・スイート・フレンド (光文社文庫)

グッバイ・マイ・スイート・フレンド (光文社文庫)

 

 

※講座アドバイザー:池上冬樹(文芸評論家)

※午後4時開場、午後4時半~6時半(11月は早まる可能性あり。1・2・3月は午後4時開始)

※会場は仙台文学館(ただし8月は仙台市市民活動サポートセンター、11月は宮城学院女子大学を予定しています)

※受講料は一般2000円、学生1000円、高校生以下無料

※会場では講師の著書の販売とサイン会もあり

※ゲストとして大手出版社の編集者が参加する場合もあり

※お申し込み/お問い合わせ:sendaibungakujuku@gmail.com

There Must Be More To Life Than This

さて、はてなダイアリーからはてなブログへのインポートも完了したことだし、1本ぐらいは新しい記事を書いておこう。

 

この2ヶ月ほど、ぼくはだいたいいつも『ボヘミアン・ラプソディ』のことばかり考えてすごしておりました。

 

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)

 

 フレディ・マーキュリーの波瀾に富んだ人生を描いたこの映画がヒットし、第三次クイーンブームを引き起こしていることはみなさんご存じかと思います。

 

はっきり言いましてね、コレ、映画としては欠点だらけですよ。

 

性的・民族的マイノリティがそれゆえに悩み、周囲との軋轢を乗り越えて自分を受け容れるという物語の骨子も、成功したバンドが金銭的・音楽的な問題で解散寸前になるものの和解して大きなステージを成功させる、というストーリーの枠組も、言ってしまえば凡庸な、よくある話です。まぁ実際にあった話だからフィクションにもよくある話になるんだけど。

 

もっと大きな作劇上の欠点は、クライマックスとなるライヴ・エイドで演奏される曲目のことです。

映画では、1985年のライヴ・エイドに出演するまでの数年間、フレディがソロ活動を開始したこともあってクイーンは解散状態だったように描かれています。アフリカの飢餓を救うチャリティというライヴ・エイドの趣旨に賛同して、それまで何年も演奏していなかったメンバーたちが集結し、リハーサル合宿を経てウェンブリー・スタジアムのステージに立つ、という、ドラマティックな筋立てになっています。

しかしこれは史実とは異なり、実際には、クイーンは1984年にアルバム『ザ・ワークス』を発売しています。

 

ザ・ワークス

ザ・ワークス

 

前作『ホット・スペース』がディスコ・ミュージックへの傾倒により従来のファンから酷評されたこともあり(映画の中では、このアルバムを発売したときの記者会見で、フレディのセクシュアリティについてマスコミから責めたてられている) 、次作『ザ・ワークス』は原点回帰ともいえるロックテイストに溢れた作品となりました。このアルバムからは「永遠の誓い」や「自由への旅立ち」、そしてライヴ・エイドでも演奏された「RADIO GAGA」「ハンマー・トゥー・フォール」といったヒット曲が生まれています。

 

このアルバムを引っ提げて、クイーンは84年秋から85年春にかけ、ヨーロッパ、アフリカ、南米、オーストラリア、日本を回る大規模なツアーを敢行しました。その、長きにわたったワールドツアーの総決算ともいえるのが、1985年7月のライヴ・エイドだったわけです。

 

しかし、映画では『ザ・ワークス』のレコーディングとそれに伴うワールドツアーを省略したため、ライヴ・エイドで演奏された「RADIO GAGA」「ハンマー・トゥー・フォール」が、いつどこで作られたのかわからない、ぽっと出の曲になってしまっているんですね。

 

これは、出来事の時系列が史実とは異なることより、かなり大きなドラマ上の欠点と言わざるを得ないでしょう。フレディのHIV感染がいつわかったのか、なんてのはプライベートな問題なので史実との違いをあげつらってもしかたないし、フレディがHIV感染を知った場面で「リヴ・フォーエヴァー」が流れるけどまだ作曲されていないはずだ、なんてのもどうだっていいような話です。でも、楽曲の扱いがドラマ的に弱い、というのはいかんともしがたいです。

 

性的マイノリティの描き方がステレオタイプだとか、そういう批判は専門の方におまかせするとして、ぼくが指摘する欠点はここといたします。

 

 

しかし!!!!!

 

 

そんな欠点を補って余裕でおつりがくるぐらい、楽曲の持つ力とそれを活かす演出、あとメンバーのそっくり具合(ボブ・ゲルドフまでそっくりで笑った)が素晴らしいので、最終的な採点は100点満点で9億9999万9960点(ドラマ的な弱さのため10億点から40点減点)といたしましょう。なお応援上映で観ると楽しさ1万倍で10兆点(マイナス40点は誤差の範囲として丸めさせていただきます)となります。

 

たぶんコレね、おおまかなストーリーに楽曲をあてはめていって、コンセプトアルバムとしてサウンドトラックから作っていったら、こうなるんじゃないかという気がしましたね。エンドロールで流れる「ドント・ストップ・ミー・ナウ」はアンコールで、その後の「ショー・マスト・ゴー・オン」はカーテンコールというか客出しBGM。そんな感じです。

 

あと、あくまでクイーンというバンドの物語なので、フレディのソロアルバム『Mr.バッドガイ』が不当に低く評価されているような気もするんだけど、まぁブライアン・メイロジャー・テイラースペシャルアドバイザーに迎えられている映画だから仕方ないわなッ!

 

Mr Bad Guy

Mr Bad Guy

 

 


Freddie Mercury - There Must Be More To Life Than This (1985)

 

映画映画ベストテン:結果発表

12月16日まで募集していた「映画映画ベストテン」にご参加いただいたみなさま、今年もありがとうございました。


総勢73名の方により、265本に及ぶ作品がリストアップされました。
「映画映画」というテーマの縛りはかなりキツいかと思いましたが、結果として想像以上にバラエティに富んだ作品が集まることとなりました。


今年もクリスマスに発表することができました。今回も破壊屋さんに集計していただいたおかげです。重ねて御礼申し上げます。


では結果を発表いたします。

1位:桐島、部活やめるってよ 169.5点 得票数25

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

2位:カメラを止めるな! 152点 得票数27

カメラを止めるな!  [Blu-ray]

カメラを止めるな! [Blu-ray]

3位:エド・ウッド 112点 得票数17

エド・ウッド [DVD]

エド・ウッド [DVD]

5位:僕らのミライへ逆回転 92.5点 得票数19

6位:千年女優 90.5点 得票数15 

7位:ラスト・アクション・ヒーロー 90点 得票数14

ラスト・アクション・ヒーロー [Blu-ray]

ラスト・アクション・ヒーロー [Blu-ray]

8位:地獄でなぜ悪い 87点 得票数14

10位:カイロの紫のバラ 66点、得票数11


大本命と目していた『ニュー・シネマ・パラダイス』が4位にとどまり、今回の企画のきっかけになった旬中の旬の作品である『カメラを止めるな!』をも押さえて、毎度このベストテンで人気の高い『桐島、部活やめるってよ』が今回のトップとなりました。正直いって、まったく予想外でした。


公開当時は大コケし、批評的にも酷評された『ラスト・アクション・ヒーロー』ですが当時の子どもたちが成長した現在では根強い人気を持ち、今回のランクインにつながりました。

シュワルツェネッガー主義

シュワルツェネッガー主義


11位から下はこんな感じです。
(見方は順位・タイトル・点数・得票数)


アーティスティックな作品とボンクラ感のある作品が、バランスよくランクインしたと思います。もう少しテーマを広げて、アート全般を扱った映画を対象とした場合は、アート系の作品が多くなるかと思いますが、そうすると2015年にやった「音楽映画ベストテン」とカブるので、今回は「映画映画」に限らせていただきました。

映画映画ベストテン

すっかり廃墟と化してしまったこのブログですが、毎年やってきたこの企画だけはやりたいと思います。もうすぐサービス終了となるはてなダイアリーでは、これが最後の映画ベストテンとなります。まぁ年明けにははてなブログにインポートするつもりなので、感無量というほどのこともないんですけど、それでもいささかの感慨はなくないというか。


過去の映画ベストテン一覧はこちら。

2017年冬:映画オールタイムベストテン:2017

映画オールタイムベストテン:2017:結果発表 - 男の魂に火をつけろ! >映画オールタイムベストテン:2017:結果発表 - 男の魂に火をつけろ!


さて今年のテーマですが、2018年に話題になった映画といえば、やはり『カメラを止めるな!』ということになるでしょう。

ソフトも発売されるしもうネタバレどうこうの時期でもないので言いますけど、これは映画についての映画、映画を撮る人々の映画なわけです。ぼくも公開初日に観ましたが、たいへん面白く、よくできた脚本とキャラの立った人物描写、無名ながら演技力のある俳優陣の熱演に大きな好感が持てました。
というわけで、2018年のテーマは「映画映画ベストテン」とします。
映画についての映画、映画がテーマの映画。映画俳優や監督、映画スタッフや映画ファンが主人公の映画。映画館を舞台にした映画。映画製作にまつわるドキュメンタリーやメイキングなどなど。ということで、よろしく哀愁伊藤政則ふう)。

参加方法

  • お好きな映画映画を10作品、挙げていただきます。
  • ブログをお持ちの方は、ご自分のブログで書き、このエントリにトラックバックしてください。
  • ブログをお持ちでない方は、このエントリにコメントで書いてください。はてなブログをお使いの方など、トラックバックが反映されない方も、お手数ですがコメント欄にURLを貼り付けてください。
  • バトンではありません。取り上げているブログを見ても、そちらではなくこの元エントリに、トラックバックもしくはコメントをお願いします。
  • ツイッターで参加される方は、無理に1ツイートにまとめず、連投してもけっこうです。その際、@washburn1975までメンションを飛ばすのを忘れないようにしてください。
  • 書式は下の例を参考にしてください。

採点方式

  • 1位は10点、2位は9点、3位は8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位は2点、10位は1点とします。
  • 順位が付けられない方は「順不同」と明記してください。一律に5.5点とします。
  • 10本も選べない、という方は少なくてもいいですが、その場合、上から10点、9点、8点と採点していきます。
  • お一人さま55点の範囲内で、点数の指定がある場合はそちらに従います。同率一位(10点)が5本であとの5本に1点ずつ、などの割り振りも可です。その場合は1本ごとの点数をわかりやすく明記してください。
  • ただし、1本につき最高10点、お一人さま10作品までといたします。「1本に55点全部」とか、「1点ずつ55本」などは無効といたしますので、ご了承ください。

対象作品の基準

  • 映画がテーマの映画が対象となります。映画監督や俳優、スタッフが主人公の映画や、映画館を舞台とする映画、映画製作にまつわるドキュメンタリーなどを選んでください。
  • 実写、アニメ、ドキュメンタリー、劇場未公開、本邦未公開、テレビ放送のみ、ビデオスルー、Vシネマ、インディーズ、自主制作などなんでもありとします。
  • ただし、テレビドラマ、テレビアニメは、きりがないので対象外とします。
  • 邦画・洋画の区別はなしとします。
  • シリーズ作品は、それぞれ独立した作品として扱います。「シリーズ全体への投票」は無効といたします。
  • 「映画映画」に入るかどうか迷ったときは、本ベストテンの原則である「迷うほど微妙なら入れる」を採用してください。

選ぶときの注意

  • 昨今はリメイクばやりで、同名の映画がいくつも存在することが多いです。なるべく、公開年や監督、主演俳優などのデータを一言つけ加えておいてください。
  • 「こんなの選んだらバカだと思われる」「好きじゃないけど映画史的にこれは外せない」など、不純なことは考えない方が楽しく選べます。

ワッシュの映画映画ベストテン

  1. ニュー・シネマ・パラダイス(1988伊、ジュゼッペ・トルナトーレ監督)
  2. 蒲田行進曲(1982松竹、深作欣二監督)
  3. ブギーナイツ(1997米、ポール・トーマス・アンダーソン監督)
  4. カメラを止めるな!(2018日本、上田慎一郎監督)
  5. スクリーム(1996米、ウェス・クレイヴン監督)
  6. エド・ウッド(1994年米、ティム・バートン監督)
  7. トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008米、ベン・スティラー監督)
  8. 僕らのミライへ逆回転(2008米、ミシェル・ゴンドリー監督)
  9. 8 1/2(1963伊、フェデリコ・フェリーニ監督)
  10. 女優霊(1996日本、中田秀夫監督)

あの頃映画 「蒲田行進曲」 [DVD]

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ブギーナイツ [DVD]

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カメラを止めるな!  [Blu-ray]

カメラを止めるな! [Blu-ray]

スクリーム [Blu-ray]

スクリーム [Blu-ray]

エド・ウッド [DVD]

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トロピック・サンダー/史上最低の作戦 [Blu-ray]

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8 1/2 [Blu-ray]

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女優霊 [DVD]

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うん、わりときれいにまとまったかな。


白石晃士の『コワすぎ!』シリーズを入れようかどうか迷ったんですけど、あれは「心霊映像」というクセの強いジャンルを扱っているので、ちょっとニュアンスが違うかなということで。
カンパニー松尾の『テレクラキャノンボール』も同様で、こちらはアダルトビデオを撮るという行為についての映画なので、ちょっとニュアンスが違うかなということで。
クエンティン・タランティーノの作品はすべて「映画についての映画」といえなくもないのですが、まぁそれを言ったらありとあらゆる映画が先行作からの影響を受けているとも言えてしまうので、今回は入れませんでした。でも参加するみなさんは、これらを入れても全然OKです。


というわけで、しめきりは2018年12月16日(日)深夜24時まで。ではふるってご参加ください!