映画テン年代ベストテン
かつては毎日更新していたこのブログですが、2016年をもって毎日更新をやめ、それでも当初は週イチぐらいで書きたいなどと言っておったのがどんどん退化していき、2019年は今日まで2回しか更新していないというから、人間というのがいかに低きに流れる性質を持った生き物かわかるものです。まぁ最近はツイッターばかりやってるからでもあるけど。こうやって字数を切り詰めずに文章を書くという行為も、久しくやっておりませんですよ。
長年親しんでいたはてなダイアリーから、はてなブログに移行したのはいいけど、新しいUIに馴染むことができず、こうやって文字を入力していても、ちゃんと表示できるのかどうか不安だったりします。
そんな状態ではありますが、毎年恒例のこの企画だけはやります!
すっかり廃墟というか跡地になってしまったこのブログで、呼びかけたって誰も読まないし参加しないかもしれないけど、でもやるんだよ!
過去の歴代ベストテン企画はこちら。
2007年:映画オールタイムベストテン
2008年:邦画オールタイムベストテン
2009年:映画ゼロ年代ベストテン
2010年:続編映画ベストテン
2011年:スポーツ映画ベストテン
2012年:ホラー映画ベストテン
2013年:SF映画ベストテン
2014年:アニメ映画ベストテン
2015年春:おっぱい映画ベストテン
2015年冬:音楽映画ベストテン
2016年春:筋肉映画ベストテン
2016年冬:戦争映画ベストテン
2017年春:対決映画ベストテン
2017年冬:映画オールタイムベストテン:2017
2018年春:お酒映画ベストテン
2018年冬:映画映画ベストテン
気がついたら今年は春のベストテンもやるのを忘れていたという体たらくですが、まぁ無理して年に2回やる必要もないか、ということで自分を納得させたい。
さて肝心の、今年のテーマですが、もうすぐ2010年代も終わりということで、「映画テン年代ベストテン」とします。
10年前には「映画ゼロ年代ベストテン」をやりましたが、当時はゼロ年代ゼロ年代と総括するのがブームでしたねえ。今年はそんなに盛り上がってる感じもあまりないけど、それでも振り返ってみればいろいろ見えてくるものもあるでしょう。
参加方法
- 2010年から2019年に公開された映画のベストテンを挙げていただきます
- 参加したい方は、この記事のコメント欄に記入してください
- ブログをお持ちの方は、自分のブログに記事を上げて、そのURLをコメント欄に載せてください
- ツイッターで参加される方は、無理に1ツイートにまとめず、連投してもけっこうです。その際、@washburn1975までメンションを飛ばすのを忘れないようにしてください
- 書式は下の例を参考にしてください
採点方式
- 1位は10点、2位は9点、3位は8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位は2点、10位は1点とします
- 順位が付けられない方は「順不同」と明記してください。一律に5.5点とします
- 10本も選べない、という方は少なくてもいいですが、その場合、下から1点、2点、3点と採点していきます(※去年までとはここのルールを変えます! 挙げる本数が少なければ少ないほど、推しが不利になるシステムにしました)
- お一人さま55点の範囲内で、点数の指定がある場合はそちらに従います。同率一位(10点)が5本であとの5本に1点ずつ、などの割り振りも可です。その場合は1本ごとの点数をわかりやすく明記してください
- ただし、1本につき最高10点、お一人さま10作品までといたします。「1本に55点全部」とか、「1点ずつ55本」などは無効といたしますので、ご了承ください
対象作品の基準
- 2010年から2019年までの間に公開された作品が対象となります
- 洋画、邦画、アニメ、ドキュメンタリー、その他ジャンルは一切問いません
- 「公開」の定義は困難です。劇場公開、ソフト発売、ネット配信開始など、どの形態であれ、2010年代に日の目を見た作品であればOKです
- ただし、あくまで「映画」が対象です。連続ドラマの1話などは対象外です
- シリーズものはそれぞれ独立した作品として扱います。シリーズ全体への投票は無効です
- テン年代の映画に入るかどうか迷ったときは、本ベストテンでは長年の大原則である「迷うぐらい微妙なら入れていい」を採用してください
選ぶときの注意
- 昨今はリメイク・リブート流行りで、同名の映画がいくつも存在することが多いです。なるべく、公開年や監督、主演俳優などのデータを一言つけ加えておいてください
- 「こんなの選んだらバカだと思われる」「好きじゃないけど映画史的にこれは外せない」など、不純なことは考えない方が楽しく選べます。
ワッシュの映画テン年代ベストテン
- ボヘミアン・ラプソディ(2018年米、ブライアン・シンガー監督)
- マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年豪・米、ジョージ・ミラー監督)
- この世界の片隅に(2016年日本、片渕須直監督)
- パシフィック・リム(2013年米、ギレルモ・デル・トロ監督)
- カメラを止めるな!(2018年日本、上田慎一郎監督)
- 冷たい熱帯魚(2011年日本、園子温監督)
- クリード チャンプを継ぐ男(2015年米、ライアン・クーグラー監督)
- 劇場版テレクラキャノンボール2013(2014年日本、カンパニー松尾監督)
- 探偵はBARにいる(2011年日本、橋本一監督)
- ゴールデンスランバー(2010年日本、中村義洋監督)
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よし、なんとかまとまった。
ぼくにとってこの10年は、さっぱり映画を観なくなってしまった時期なので、どうにかこうにかひねり出したという感じですが、こうやって並べてみるとなんとなく納得感があります。日本映画が思ったより大勢を占めているのが意外なところでした。
MCUの映画が1本も入ってないのは、単にアメコミ映画が苦手なせいです。2010年代を代表するシリーズをまったく無視した、偏ったランキングではありますが、まぁ誰だって大なり小なり偏っているものではないんですか!(逆ギレ)
では、しめきりは12月15日(日)24時までとします。みなさんふるってご参加ください!
せんだい文学塾 2019年度スケジュール
さて、今年も年頭に1記事書いたっきり2ヶ月も放置していたこのブログですが、運営に携わっている「せんだい文学塾」で、受講生が地元の文学賞「仙台短編文学賞」において大賞と仙台市長賞を受賞いたしましたので、こちらでも報告いたします。
<仙台短編文学賞>大賞に選ばれた綾部卓悦さん/震災を「外から目線」で https://t.co/qi4MWlSq2M
— 河北新報オンラインニュース (@kahoku_shimpo) 2019年3月8日
【祝って】
— 綾部卓悦 (@Takuetsu_Ayabe) 2019年3月9日
この度、第2回仙台短編文学賞『大賞』を受賞しました。
『大賞』です。
てっぺん獲りました。
あの日μ'sにもらった夢が、少しずつ芽吹いてきました。
これからも頑張ります。#μsicforever https://t.co/uqel86fpcJ
この度、仙台短編文学賞で仙台市長賞を受賞いたしました。拙い文章にもかかわらず、この作品を選んでいただきありがとうございました。実行委員、選考委員の皆様に心より感謝申し上げます。 #仙台短編文学賞 #地方文学賞 #高橋叶 #文学 #文学賞 #びっくり #予想外 https://t.co/xWrExz1mU2
— どえみ (@funny_emyrinth) 2019年3月10日
この講座も2010年に立ち上げてから、早いものでもう10年目です。これまでの活動が、書き手のみなさんにとっていくらかでもプラスになったのであれば、幸甚です。
というわけで、2019年度のスケジュールが決まりましたので、ここでも発表いたします。
※以下敬称略
・4月20日(土)青崎有吾(鮎川哲也賞作家)
「書き手と読み手の二重人格」
5月25日(土)あさのあつこ(野間児童文芸賞&島清恋愛文学賞作家)
「表現 プロとアマは違うのか」
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6月29日(土)熊谷達也(直木賞作家)
「視点の決め方と使い方」
7月(※休み)
9月21日(土)平松洋子(ドゥマゴ文学賞&講談社エッセイ賞作家)
「食をめぐる文章について
10月26日(土)朱川湊人(直木賞作家)
「演劇の書き方から学ぶ」司会・黒木あるじ
11月23日(土)角田光代、井上荒野、江國香織(直木賞作家たち)
「3人の読み方はこんなに違う パート4」
12月(※休み)
1月25日(土)中条省平(文芸評論家)
「小説を読むというテクニック」
世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る! (幻冬舎新書)
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2月22日(土)佐伯一麦(野間賞作家)
「小説を書き続けるために」
3月21日(土)有栖川有栖(本格ミステリ大賞作家)司会・三沢陽一
「小説を書く、ミステリを書く」
※講座アドバイザー:池上冬樹(文芸評論家)
※午後4時開場、午後4時半~6時半(11月は早まる可能性あり。1・2・3月は午後4時開始)
※会場は仙台文学館(ただし8月は仙台市市民活動サポートセンター、11月は宮城学院女子大学を予定しています)
※受講料は一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
※会場では講師の著書の販売とサイン会もあり
※ゲストとして大手出版社の編集者が参加する場合もあり
※お申し込み/お問い合わせ:sendaibungakujuku@gmail.com
There Must Be More To Life Than This
さて、はてなダイアリーからはてなブログへのインポートも完了したことだし、1本ぐらいは新しい記事を書いておこう。
この2ヶ月ほど、ぼくはだいたいいつも『ボヘミアン・ラプソディ』のことばかり考えてすごしておりました。
フレディ・マーキュリーの波瀾に富んだ人生を描いたこの映画がヒットし、第三次クイーンブームを引き起こしていることはみなさんご存じかと思います。
はっきり言いましてね、コレ、映画としては欠点だらけですよ。
性的・民族的マイノリティがそれゆえに悩み、周囲との軋轢を乗り越えて自分を受け容れるという物語の骨子も、成功したバンドが金銭的・音楽的な問題で解散寸前になるものの和解して大きなステージを成功させる、というストーリーの枠組も、言ってしまえば凡庸な、よくある話です。まぁ実際にあった話だからフィクションにもよくある話になるんだけど。
もっと大きな作劇上の欠点は、クライマックスとなるライヴ・エイドで演奏される曲目のことです。
映画では、1985年のライヴ・エイドに出演するまでの数年間、フレディがソロ活動を開始したこともあってクイーンは解散状態だったように描かれています。アフリカの飢餓を救うチャリティというライヴ・エイドの趣旨に賛同して、それまで何年も演奏していなかったメンバーたちが集結し、リハーサル合宿を経てウェンブリー・スタジアムのステージに立つ、という、ドラマティックな筋立てになっています。
しかしこれは史実とは異なり、実際には、クイーンは1984年にアルバム『ザ・ワークス』を発売しています。
前作『ホット・スペース』がディスコ・ミュージックへの傾倒により従来のファンから酷評されたこともあり(映画の中では、このアルバムを発売したときの記者会見で、フレディのセクシュアリティについてマスコミから責めたてられている) 、次作『ザ・ワークス』は原点回帰ともいえるロックテイストに溢れた作品となりました。このアルバムからは「永遠の誓い」や「自由への旅立ち」、そしてライヴ・エイドでも演奏された「RADIO GAGA」「ハンマー・トゥー・フォール」といったヒット曲が生まれています。
このアルバムを引っ提げて、クイーンは84年秋から85年春にかけ、ヨーロッパ、アフリカ、南米、オーストラリア、日本を回る大規模なツアーを敢行しました。その、長きにわたったワールドツアーの総決算ともいえるのが、1985年7月のライヴ・エイドだったわけです。
しかし、映画では『ザ・ワークス』のレコーディングとそれに伴うワールドツアーを省略したため、ライヴ・エイドで演奏された「RADIO GAGA」「ハンマー・トゥー・フォール」が、いつどこで作られたのかわからない、ぽっと出の曲になってしまっているんですね。
これは、出来事の時系列が史実とは異なることより、かなり大きなドラマ上の欠点と言わざるを得ないでしょう。フレディのHIV感染がいつわかったのか、なんてのはプライベートな問題なので史実との違いをあげつらってもしかたないし、フレディがHIV感染を知った場面で「リヴ・フォーエヴァー」が流れるけどまだ作曲されていないはずだ、なんてのもどうだっていいような話です。でも、楽曲の扱いがドラマ的に弱い、というのはいかんともしがたいです。
性的マイノリティの描き方がステレオタイプだとか、そういう批判は専門の方におまかせするとして、ぼくが指摘する欠点はここといたします。
しかし!!!!!
そんな欠点を補って余裕でおつりがくるぐらい、楽曲の持つ力とそれを活かす演出、あとメンバーのそっくり具合(ボブ・ゲルドフまでそっくりで笑った)が素晴らしいので、最終的な採点は100点満点で9億9999万9960点(ドラマ的な弱さのため10億点から40点減点)といたしましょう。なお応援上映で観ると楽しさ1万倍で10兆点(マイナス40点は誤差の範囲として丸めさせていただきます)となります。
たぶんコレね、おおまかなストーリーに楽曲をあてはめていって、コンセプトアルバムとしてサウンドトラックから作っていったら、こうなるんじゃないかという気がしましたね。エンドロールで流れる「ドント・ストップ・ミー・ナウ」はアンコールで、その後の「ショー・マスト・ゴー・オン」はカーテンコールというか客出しBGM。そんな感じです。
あと、あくまでクイーンというバンドの物語なので、フレディのソロアルバム『Mr.バッドガイ』が不当に低く評価されているような気もするんだけど、まぁブライアン・メイとロジャー・テイラーがスペシャルアドバイザーに迎えられている映画だから仕方ないわなッ!
Freddie Mercury - There Must Be More To Life Than This (1985)
映画映画ベストテン:結果発表
12月16日まで募集していた「映画映画ベストテン」にご参加いただいたみなさま、今年もありがとうございました。
総勢73名の方により、265本に及ぶ作品がリストアップされました。
「映画映画」というテーマの縛りはかなりキツいかと思いましたが、結果として想像以上にバラエティに富んだ作品が集まることとなりました。
今年もクリスマスに発表することができました。今回も破壊屋さんに集計していただいたおかげです。重ねて御礼申し上げます。
では結果を発表いたします。
1位:桐島、部活やめるってよ 169.5点 得票数25
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2位:カメラを止めるな! 152点 得票数27
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3位:エド・ウッド 112点 得票数17
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4位:ニュー・シネマ・パラダイス 102.5点、得票数14
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5位:僕らのミライへ逆回転 92.5点 得票数19
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6位:千年女優 90.5点 得票数15
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7位:ラスト・アクション・ヒーロー 90点 得票数14
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8位:地獄でなぜ悪い 87点 得票数14
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9位:ブリグズビー・ベア 75.5点 得票数12
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10位:カイロの紫のバラ 66点、得票数11
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大本命と目していた『ニュー・シネマ・パラダイス』が4位にとどまり、今回の企画のきっかけになった旬中の旬の作品である『カメラを止めるな!』をも押さえて、毎度このベストテンで人気の高い『桐島、部活やめるってよ』が今回のトップとなりました。正直いって、まったく予想外でした。
公開当時は大コケし、批評的にも酷評された『ラスト・アクション・ヒーロー』ですが当時の子どもたちが成長した現在では根強い人気を持ち、今回のランクインにつながりました。
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11位から下はこんな感じです。
(見方は順位・タイトル・点数・得票数)
- 11 位 ミッドナイトクロス 64.5 10
- 12 位 アメリカの夜 63.5 9
- 13 位 トロピック・サンダー/史上最低の作戦 61.0 12
- 14 位 アルゴ 58.0 10
- 15 位 ブギーナイツ 56.0 7
- 16 位 蒲田行進曲 49.0 10
- 17 位 ホドロフスキーのDUNE 45.5 10
- 18 位 セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ 41.5 8
- 19 位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ 41.0 6
- 19 位 イングロリアス・バスターズ 41.0 10
- 21 位 エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア 38.0 7
- 22 位 人生はシネマティック! 36.5 5
- 23 位 ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ 36.0 6
- 24 位 ラストムービー 33.0 4
- 25 位 雨に唄えば 32.5 6
- 26 位 8 1/2 32.0 5
- 27 位 アクト・オブ・キリング 31.5 6
- 28 位 これは映画ではない 31.0 6
- 28 位 マルホランド・ドライブ 31.0 6
- 30 位 喜劇王 30.5 4
- 31 位 マチネー/土曜の午後はキッスで始まる 29.0 6
- 32 位 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 28.5 4
- 33 位 ギャラクシー・クエスト 28.0 5
- 34 位 恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム 27.0 5
- 35 位 リトル・ランボーズ 26.5 4
- 36 位 食人族 26.0 5
- 36 位 ロスト・イン・ラマンチャ 26.0 7
- 38 位 ロケーション 25.5 4
- 38 位 マイク・ザ・ウィザード 25.5 3
- 38 位 ヒューゴの不思議な発明 25.5 5
- 41 位 キツツキと雨 25.0 4
- 41 位 監督失格 25.0 4
- 43 位 キートンの探偵学入門 24.0 3
- 43 位 レディー・プレイヤー1 24.0 5
- 45 位 夢と狂気の王国 23.5 3
- 46 位 ぼくとアールと彼女のさよなら 23.0 4
- 47 位 はじまりのみち 22.5 3
- 47 位 ホワイトハンター ブラックハート 22.5 4
- 49 位 ホット・ファズ-俺たちスーパー・ポリスメンー 22.0 3
- 50 位 女優霊 21.5 6
アーティスティックな作品とボンクラ感のある作品が、バランスよくランクインしたと思います。もう少しテーマを広げて、アート全般を扱った映画を対象とした場合は、アート系の作品が多くなるかと思いますが、そうすると2015年にやった「音楽映画ベストテン」とカブるので、今回は「映画映画」に限らせていただきました。
映画映画ベストテン
すっかり廃墟と化してしまったこのブログですが、毎年やってきたこの企画だけはやりたいと思います。もうすぐサービス終了となるはてなダイアリーでは、これが最後の映画ベストテンとなります。まぁ年明けにははてなブログにインポートするつもりなので、感無量というほどのこともないんですけど、それでもいささかの感慨はなくないというか。
過去の映画ベストテン一覧はこちら。
2007年:映画オールタイムベストテン
2008年:邦画オールタイムベストテン
2009年:映画ゼロ年代ベストテン
2010年:続編映画ベストテン
2011年:スポーツ映画ベストテン
2012年:ホラー映画ベストテン
2013年:SF映画ベストテン
2014年:アニメ映画ベストテン
2015年春:おっぱい映画ベストテン
2015年冬:音楽映画ベストテン
2016年春:筋肉映画ベストテン
2016年冬:戦争映画ベストテン
2017年春:対決映画ベストテン
2017年冬:映画オールタイムベストテン:2017
映画オールタイムベストテン:2017:結果発表 - 男の魂に火をつけろ!
さて今年のテーマですが、2018年に話題になった映画といえば、やはり『カメラを止めるな!』ということになるでしょう。
映画『カメラを止めるな!』アツアツファンブック 『カメラを止めるな!』を止めるな!熱狂のポンデミック
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というわけで、2018年のテーマは「映画映画ベストテン」とします。
映画についての映画、映画がテーマの映画。映画俳優や監督、映画スタッフや映画ファンが主人公の映画。映画館を舞台にした映画。映画製作にまつわるドキュメンタリーやメイキングなどなど。ということで、よろしく哀愁(伊藤政則ふう)。
参加方法
- お好きな映画映画を10作品、挙げていただきます。
- ブログをお持ちの方は、ご自分のブログで書き、このエントリにトラックバックしてください。
- ブログをお持ちでない方は、このエントリにコメントで書いてください。はてなブログをお使いの方など、トラックバックが反映されない方も、お手数ですがコメント欄にURLを貼り付けてください。
- バトンではありません。取り上げているブログを見ても、そちらではなくこの元エントリに、トラックバックもしくはコメントをお願いします。
- ツイッターで参加される方は、無理に1ツイートにまとめず、連投してもけっこうです。その際、@washburn1975までメンションを飛ばすのを忘れないようにしてください。
- 書式は下の例を参考にしてください。
採点方式
- 1位は10点、2位は9点、3位は8点、以下同様に1点ずつ減っていき、9位は2点、10位は1点とします。
- 順位が付けられない方は「順不同」と明記してください。一律に5.5点とします。
- 10本も選べない、という方は少なくてもいいですが、その場合、上から10点、9点、8点と採点していきます。
- お一人さま55点の範囲内で、点数の指定がある場合はそちらに従います。同率一位(10点)が5本であとの5本に1点ずつ、などの割り振りも可です。その場合は1本ごとの点数をわかりやすく明記してください。
- ただし、1本につき最高10点、お一人さま10作品までといたします。「1本に55点全部」とか、「1点ずつ55本」などは無効といたしますので、ご了承ください。
対象作品の基準
- 映画がテーマの映画が対象となります。映画監督や俳優、スタッフが主人公の映画や、映画館を舞台とする映画、映画製作にまつわるドキュメンタリーなどを選んでください。
- 実写、アニメ、ドキュメンタリー、劇場未公開、本邦未公開、テレビ放送のみ、ビデオスルー、Vシネマ、インディーズ、自主制作などなんでもありとします。
- ただし、テレビドラマ、テレビアニメは、きりがないので対象外とします。
- 邦画・洋画の区別はなしとします。
- シリーズ作品は、それぞれ独立した作品として扱います。「シリーズ全体への投票」は無効といたします。
- 「映画映画」に入るかどうか迷ったときは、本ベストテンの原則である「迷うほど微妙なら入れる」を採用してください。
選ぶときの注意
- 昨今はリメイクばやりで、同名の映画がいくつも存在することが多いです。なるべく、公開年や監督、主演俳優などのデータを一言つけ加えておいてください。
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ワッシュの映画映画ベストテン
- ニュー・シネマ・パラダイス(1988伊、ジュゼッペ・トルナトーレ監督)
- 蒲田行進曲(1982松竹、深作欣二監督)
- ブギーナイツ(1997米、ポール・トーマス・アンダーソン監督)
- カメラを止めるな!(2018日本、上田慎一郎監督)
- スクリーム(1996米、ウェス・クレイヴン監督)
- エド・ウッド(1994年米、ティム・バートン監督)
- トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008米、ベン・スティラー監督)
- 僕らのミライへ逆回転(2008米、ミシェル・ゴンドリー監督)
- 8 1/2(1963伊、フェデリコ・フェリーニ監督)
- 女優霊(1996日本、中田秀夫監督)
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うん、わりときれいにまとまったかな。
白石晃士の『コワすぎ!』シリーズを入れようかどうか迷ったんですけど、あれは「心霊映像」というクセの強いジャンルを扱っているので、ちょっとニュアンスが違うかなということで。
カンパニー松尾の『テレクラキャノンボール』も同様で、こちらはアダルトビデオを撮るという行為についての映画なので、ちょっとニュアンスが違うかなということで。
クエンティン・タランティーノの作品はすべて「映画についての映画」といえなくもないのですが、まぁそれを言ったらありとあらゆる映画が先行作からの影響を受けているとも言えてしまうので、今回は入れませんでした。でも参加するみなさんは、これらを入れても全然OKです。
というわけで、しめきりは2018年12月16日(日)深夜24時まで。ではふるってご参加ください!
時計じかけの姉
今年になってから7回しかこのブログを更新してなくて、しかも告知とベストテン企画ばっかりだということに気づきました。
2005年から2016年まで、12年も毎日更新してたのに、一旦やめてしまうともうこんな感じになってしまいます。習慣というのはおそろしいものです。
はてなダイアリーももうすぐ終わるそうだし(http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20180830/blog_unify)、去りゆく季節に思いを馳せるというのもときには乙なものかもしれませんが、そんなこととは関係なく、最近読んでいる漫画の話でもして、滅多に書かなくなった自分の文章を取り戻すリハビリにでもしようと思います。
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『34歳無職さん』が有名ないけだたかしの、『時計じかけの姉』。これはね、いい漫画です。いやものすごくクセが強い作品なので、万人におすすめできる漫画ではないんですけど。
寂れた商店街で時計店を営む晶とミナトの姉弟。しかし本物のミナトは10年前に死んでいて、アンドロイドとして晶が甦らせたのだった。
男娼として客をとるミナト。晶はその姿を覗き見て欲望を昂らせ、そしてミナトとの情事に溺れていく。そんな晶に恋する電気屋の息子、ツグジは彼女にプロポーズするが……。
というお話。愛情と狂気とエロスとタナトスが渦巻く物語で、正直いって読んで愉快な気持ちになるタイプの漫画ではありませんが、ハマるとかなり深いものがあります。あとすっっっごいえっちなのでそういうのが嫌いな方は触れないほうがいいです。
何がいいってね、このお姉さんの肉体がものすごくリアルなんだ。成熟した豊満な女性の身体を、このぐらいリアリティを持って描く漫画ってなかなかないので、その点だけでも一見の価値はあると思いますね。
第一話と第二話はコミックバーズのサイトで公開されてるので、まずはそちらをどうぞ。
http://denshi-birz.com/tokeijikake/
というわけで久方ぶりのブログ記事でありました。つい2年前までは、毎日毎日もっと長い文章を書いてたはずなんですけど、ひさしぶりに書くとなかなか感覚がつかめないなあ。
ところで、はてなブログへのインポートってどうやればいいんですかね。
お酒映画ベストテン:結果発表
さて、予定よりだいぶ遅れてしまいましたが、ゴールデンウイークに募集した「お酒映画ベストテン」の結果を発表したいと思います。
今回も破壊屋さんのアシストをいただき(というより丸投げに近い)集計作業は迅速に済んでいたのですが、連休明け初日にワイがギックリ腰に見舞われ、1ヶ月以上にわたりパソコンの前に座って作業をすることができない状態に陥っておりました。
そのため、発表がなかなかできなかったことをお詫びいたします。
お酒映画という縛りがキツかったのか、今回は参加者24名にとどまりましたが、バラエティに富んだ投票にはおおいに楽しませていただきました。
というわけで、もったいつけず1位からドーンといきます!
1位:ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 57点
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2位:ドランクモンキー 酔拳 48.5点
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4位:幸福の黄色いハンカチ 25点
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5位:レイダース/失われた聖櫃 22点
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6位:カサブランカ 20点
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7位:吐きだめの悪魔 19点
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8位:ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 18点
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10位:ジョーズ 14.5点
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同率10位:ダーティペア劇場版 14.5点
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同率10位:悪魔の手毬唄 14.5点
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『酔拳』が大本命だと思っていたんですケド、より「酔っ払い」をテーマの中心に据えた『ワールズ・エンド』のほうが1位となりました。
また、ぼく的にはまったくノーマークだった『夜は短し歩けよ乙女』がこんなに上位にくるとは、意外な結果でした。みんなけっこうラノベ邦画も観てるのね。
かと思えば、ちゃんと『吐きだめの悪魔』がランクインするあたりは、さすがうちのベストテンらしいカラーが出たかと思います。あと『ダーティペア』が入るあたりも、まあ世代ですよ世代。
13位から下はこんな感じです。
- 13位:探偵はBARにいる、シャイニング 14点
- 15位:キングスマン、ジャンゴ 繋がれざる者 12.5点
- 17位:聖なる酔っぱらいの伝説、007 ドクター・ノオ、サイドウェイ 12点
- 20位:スーパーバッド /童貞ウォーズ 10.5点
- 21位:カクテル、コンスタンティン、七人の侍、遊星からの物体X、ル・アーヴルの靴みがき、ナインハーフ、荒野の千鳥足、地球に落ちてきた男、バトルフィールド・アース 、おとなのけんか、フライト、時計じかけのオレンジ、マイマイ新子と千年の魔法 10点
- 34位:ダンボ 9.5点
- 35位:フィッシャー・キング、サイドウェイズ、ショーン・オブ・ザ・デッド、コンタクト・キラー、インビテーション、仁義なき戦い 代理戦争、野獣死すべし、許されざる者、
ビール・フェスタ 無修正版 世界対抗・一気飲み選手権、ベティ・ブルー/愛と激情の日々 9点
今回はとにかくカブりが少なかった。「お酒映画」というテーマが、何気に広いテイストをカバーし得るものだったのだなぁと再認識させられました。ご参加いただいたみなさまには、心より御礼申し上げます。