さらば2016年

平年は大晦日に書いているブログ納めエントリですが、今年は都合により12月29日に書きます。
思えば今年もいろんなことがありました。日本の芸能界では多くのゴシップが話題となり、海外ではロックミュージシャンの訃報が相次いだ印象がありますが、個人的には鈴木香音モーニング娘。からの卒業、および芸能界引退がもっとも大きな衝撃でありました。

今後オレはいったい誰を推せばいいんだ……



というわけで、今年1年で反響のあった記事はこちら。


メイン・ストリートのならず者 - 男の魂に火をつけろ! メイン・ストリートのならず者 - 男の魂に火をつけろ!
映画ファン漫画『木根さんの1人でキネマ』で披露された、漫画ならではの叙述トリックに衝撃を受けたので紹介しました。記事タイトルがわかりにくい、という指摘は甘んじて受けます。


平成の「売国」 - 男の魂に火をつけろ! 平成の「売国」 - 男の魂に火をつけろ!
TPPをめぐる、政権の変節について。5年前には「TPPは売国」とまで断言していた人が、嬉々として協定書への署名式に参加するというのは、できの悪いコントとしか思えません。


ベッドルーム・ロックシンガー - 男の魂に火をつけろ! ベッドルーム・ロックシンガー - 男の魂に火をつけろ!
大手事務所の現実 - 男の魂に火をつけろ! 大手事務所の現実 - 男の魂に火をつけろ!
火刑法廷 - 男の魂に火をつけろ! 火刑法廷 - 男の魂に火をつけろ!
今年を代表するホットなトピックのひとつ、AV出演強要問題について。この問題そのものより、告発に反発する現役女優や、それに乗っかる人権ヘイターの戯言に苦々しい思いを感じておりました。これらの流れの中では、イジメ役専門男優の辻丸耕平が、ビデオの中のキャラクターそのままに、現場の悪習を告発していたのも印象的でした。本当にビデオのまま、めんどくさいオッサンだったんだなあ。

封印されたアダルトビデオ

封印されたアダルトビデオ


ネット私刑の行き着くところ - 男の魂に火をつけろ! ネット私刑の行き着くところ - 男の魂に火をつけろ!
広島県で、男子中学生が教師の理不尽な仕打ちを受けて自殺した件で、「担任教師の実名と顔写真」と称する出処不明の情報や画像が拡散されるという、またも繰り返されたネット私刑について。


異世界ハーレムに仁義を求めるのは間違っているだろうか - 男の魂に火をつけろ! 異世界ハーレムに仁義を求めるのは間違っているだろうか - 男の魂に火をつけろ!
ぼくも受講している山形小説家(ライター)講座と、オンライン小説投稿サイト「小説家になろう」の、商標権をめぐるトラブルについて。トラブルそのものはどうやら落ち着きましたが、このエントリへの反応を見て、ラノベ読者が「文壇」的なものに対し、いかに強い被害者意識を持っているかわかりました。受講生の中にはラノベやってる人もいるんですけどね。


告発の行方 - 男の魂に火をつけろ! 告発の行方 - 男の魂に火をつけろ!
死ねという奴いわれる奴 - 男の魂に火をつけろ! 死ねという奴いわれる奴 - 男の魂に火をつけろ!
「日本」とは何か - 男の魂に火をつけろ! 「日本」とは何か - 男の魂に火をつけろ!
本年のインターネットにおいて最大のトピックともいえる「保育園落ちた日本死ね!!!」についての雑感と、「死ね」と名指しされた「日本」とは何なのか、考えてみました。


身体を買ったらサヨウナラ - 男の魂に火をつけろ! 身体を買ったらサヨウナラ - 男の魂に火をつけろ!
ソープ通いをスッパ抜かれた議員の釈明文が、「ガキの使い」のヘイポー謝罪文に通じる味わいを持っていた件。


映画ベストテン・春の肉体フェスティバル - 男の魂に火をつけろ! <筋肉映画ベストテン受付中> 映画ベストテン・春の肉体フェスティバル - 男の魂に火をつけろ! <筋肉映画ベストテン受付中>
筋肉映画ベストテン:結果発表 〜淀川長治先生に捧ぐ〜 - 男の魂に火をつけろ! 筋肉映画ベストテン:結果発表 〜淀川長治先生に捧ぐ〜 - 男の魂に火をつけろ!
破壊屋さんに集計プログラムを作ってもらったおかげで、映画ベストテン企画が年2回できるようになりました。次回からも、春のベストテンは思いっきり偏差値低めのテーマでいくことにします。「大爆発ボッカンボッカン映画ベストテン」とか「首チョンパ映画ベストテン」とか「食いものがうまそうな映画ベストテン」とか「とにかくエロい映画ベストテン」とか、真面目な人たちから怒られそうなテーマならいくらでも思いつきますね。


悪の履歴書 - 男の魂に火をつけろ! 悪の履歴書 - 男の魂に火をつけろ!
小金井市で発生した女子大生シンガー刺傷事件で、逮捕された男には柔道で挫折した経験があったという報道を受けて、スポーツ界が脱落していった人間に向けがちな視線について書いてみました。


そしてボクは外道マンになる - 男の魂に火をつけろ! そしてボクは外道マンになる - 男の魂に火をつけろ!
「沖縄の基地問題を背景にしたオタクコンテンツがない」という意見を見かけたので「なぜ『ドーベルマン刑事』を誰も挙げないのか」という義憤をおぼえました。平松伸二の自伝漫画『そしてボクは外道マンになる』(グランドジャンプPREMIUM連載)は超おもしろいです。

ドーベルマン刑事 第11巻

ドーベルマン刑事 第11巻


オスプレイで賛否両論(軍事ではない) - 男の魂に火をつけろ! オスプレイで賛否両論(軍事ではない) - 男の魂に火をつけろ!
沖縄で不時着し大破したオスプレイとはまったく関係ない英国人レスラー、ウィル・オスプレイと、空中殺法の達人リコシェの試合が巻き起こした論争について。人間離れしたムーヴが話題になった動画は、20分に及ぶ試合のうちの30秒にすぎないので、そこだけ見て「こんなのプロレスじゃない」と決めつけるのはやめてほしかったです。



反共の砦 - 男の魂に火をつけろ! 反共の砦 - 男の魂に火をつけろ!
「新日国ベトナムと力を合わせて、アジアからファシスト共産党を排除しよう!」というネトウヨのツイートに、クラクラするものを感じました。ツイッターで言及したら執拗に絡んできたやつもいたなあ。


ワッシュ流・男の麻婆豆腐 - 男の魂に火をつけろ! ワッシュ流・男の麻婆豆腐 - 男の魂に火をつけろ!
クックドゥで麻婆豆腐を作るのはけしからん」という風潮に対抗して、もっと大雑把でいいじゃないかという問題提起をしたつもりです。レシピ記事はヤケクソ感を出して書くと楽しい、という気づきが得られました。

エバラ 黄金の味 中辛 400g

エバラ 黄金の味 中辛 400g


日本大量殺人ワーストテン - 男の魂に火をつけろ! 日本大量殺人ワーストテン - 男の魂に火をつけろ!
相模原市の障害者施設で発生した大量殺傷事件を受けて、日本犯罪史上に残る大量殺人をランキングしてみました。定義やカウントの仕方には、いろいろ異論があるかとは思います。


殺しの烙印 - 男の魂に火をつけろ! 殺しの烙印 - 男の魂に火をつけろ!
死亡的遊戯 - 男の魂に火をつけろ! 死亡的遊戯 - 男の魂に火をつけろ!
悪魔が殺せとささやいた - 男の魂に火をつけろ! 悪魔が殺せとささやいた - 男の魂に火をつけろ!
レギュラー0本をなめんなよ - 男の魂に火をつけろ! レギュラー0本をなめんなよ - 男の魂に火をつけろ!
炎上案件の行き着くところ - 男の魂に火をつけろ! 炎上案件の行き着くところ - 男の魂に火をつけろ!
直撃地獄拳・大逆転 - 男の魂に火をつけろ! 直撃地獄拳・大逆転 - 男の魂に火をつけろ!
元アナウンサー、長谷川豊が「自業自得の人工透析患者は殺せ」とブログで書き、結果として自分が社会人生命を失うまで。ネット炎上が最後に行きつくところは、ハセカラ民という悪質な層のおもちゃになることのようです。


2016-10-20 - 男の魂に火をつけろ! 2016-10-20 - 男の魂に火をつけろ!
沖縄に派遣された大阪府警の機動隊員が、ヘリパッド建設に抗議する住民に「土人」「シナ人」と暴言を吐いたことについて、問題の本質を置き去りにしたまま論争が続いていたので、記事タイトルを考える暇もなく急いでツッコミを入れました。


戦争映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <戦争映画ベストテン受付中> 戦争映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <戦争映画ベストテン受付中>
ワッシュ的戦争映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <戦争映画ベストテン受付中> ワッシュ的戦争映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <戦争映画ベストテン受付中>
戦争映画ベストテン:結果発表 - 男の魂に火をつけろ! 戦争映画ベストテン:結果発表 - 男の魂に火をつけろ!
今年の「映画ベストテン」は戦争映画をテーマにしました。こうの史代原作・片渕須直監督・のん主演の『この世界の片隅に』が1位、というのはある種の瞬間最大風速みたいなもので、時間が経ってフィーバーが落ち着いたらまた順位も変わってくるでしょうが、現時点での瞬間最大風速を記録しておくことにも意義はあると思います。

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

このベストテンも10回を数えましたので、次回はまた原点に戻り、ノンジャンルのオールタイムベストをやろうと思います。ちなみに前回は『ブレードランナー』が圧倒的1位でした。
映画オールタイムベストテン・結果発表 - 男の魂に火をつけろ! 映画オールタイムベストテン・結果発表 - 男の魂に火をつけろ!


というわけで、今年も一年お付き合いくださいまして、ありがとうございました。ワスももうおじさんなので毎日の更新がツラくなってきた部分もありますが、「でもやるんだよ」の精神で来年も続けようと思います。あと、次回の「春の映画ベストテン」テーマについて、リクエストやアイディアのある方はお申し出ください。