1月の告知

年末もだいぶ押し詰まってまいりましたが、年明けの小説家講座をここで告知いたします。

三浦しをん(みうら・しおん)氏

 東京都生まれ。父は国文学者の三浦佑之。早稲田大学第一文学部卒。

 2000年、書き下ろし長篇『格闘する者に○(まる)』でデビュー。05年『私が語りはじめた彼は』で山本周五郎賞候補、同年7月『むかしのはなし』で直木賞候補となり、06年8月に『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞を受賞する(受賞時29歳。20代での直木賞受賞は、堤千代平岩弓枝山田詠美に続く4人目)。

 2012年には『舟を編む』で本屋大賞を受賞し、ベストセラーを記録する。2015年には『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。

 スポーツ小説の名作『風が強く吹いている』ほか『神去なあなあ日常』『木暮荘物語』、エッセイに『ビロウな話で恐縮です日記』『ふむふむ 教えて、お仕事!』などがある。

 映像化作品にも恵まれ、『風が強く吹いている』『まほろ駅前多田便利軒』『舟を編む』『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』『まほろ駅前狂騒曲』が2009年から2014年まで立て続けに映画化され、いずれも好評を博している。2016年には『舟を編む』が、一般文芸作品としては異例のテレビアニメ化もされた。

 現在、Cobalt短編小説賞、R-18文学賞の選考委員を務めている。

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)

せんだい文学塾

  • 1月28日(土)15時30分開場、16時〜18時開講予定 ※1〜3月は開講時間が通常月より30分早まります
  • 会場:会場:仙台文学館仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.sendai-lit.jp/
  • テーマ:「文学と漫画と温泉の関係」
  • 定員:90名
  • 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
  • お申し込み/お問い合わせ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com お電話は080-6013-5008

山形小説家(ライター)講座

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 「山形小説家(ライター)講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。