6月の告知

昨日は仙台文学館島本理生先生をお迎えした「せんだい文学塾」を開講いたしました。
今回も多くの方々が参加してくださり、島本先生の熱のこもった講評も、受講生のみなさまに好評でありました。

イノセント

イノセント



では、来月の告知です。


せんだい文学塾

堂場瞬一(どうば・しゅんいち)氏

 1963年茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。

 読売新聞社に勤務のかたわら小説を執筆し、2000年に野球小説『8年』で小説すばる新人賞を受賞する。

 第2作『雪虫』で警察小説の分野に進出し、以後はスポーツ小説、警察小説の両ジャンルで精力的に作品を発表。
『刑事・鳴沢了』シリーズと『警視庁失踪課』シリーズ、『アナザーフェイス』シリーズ、『捜査一課・澤村慶司』、『誤断』はテレビドラマ化もされた。

 その他、『Killers』(上・下巻)、『蛮政の秋』、『バビロンの緋文字』(胎動篇・追跡篇・激突篇)など、著作多数。

 当代屈指のベストセラー作家である。

虹のふもと

虹のふもと

山形小説家(ライター)講座

大沢在昌(おおさわ・ありまさ)氏

 1956年名古屋市出身。1979年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。1990年に『新宿鮫』で日本推理作家協会賞吉川英治文学新人賞をダブル受賞しベストセラーを記録。1993年に『新宿鮫 無間人形』で直木賞を受賞。
 2004年には『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞を受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞を贈られ、2014年には『 海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞した。


 和製ハードボイルド/冒険小説のブームを牽引した中心的作家のひとりであり、また、2006年から2009年まで、日本推理作家協会の理事長を務めた、ミステリ界の重鎮である。

ライアー (カッパノベルス)

ライアー (カッパノベルス)

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、進行や雰囲気はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 「山形小説家(ライター)講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。すでに本を出されている方も歓迎します。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。