今月の告知(再掲)

今月の告知をもういちど載せておきます。

せんだい文学塾

小説家になろう講座

村山由佳(むらやま・ゆか)氏

 東京都出身。立教大学文学部卒。

 学習塾講師や有線放送アナウンサーを経て、1991年に『いのちのうた』で環境童話コンクール大賞。1993年に『天使の卵−エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞し、本格的な作家活動に入る(なお、同作は2006年に映画化された)。

 2003年には『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。2009年には『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をトリプル受賞し、文壇から高く評価される。

 ほか、『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズ、『遥かなる水の音』『放蕩記』『天翔ける』『ありふれた愛じゃない』など、著作多数。恋愛小説の名手として、中高生から大人まで広く支持されている。

 また、ラジオパーソナリティとしても、2013年からNHK−FM「眠れない貴女へ」(毎週日曜23時30分〜25時)の司会をつとめており(スポーツコメンテーターの奥野史子氏と一週交代)、美声と優しい語り口で、リスナーの好評を博している。



 現在、小説すばる新人賞島清恋愛文学賞の選考委員をつとめている。

天翔る (講談社文庫)

天翔る (講談社文庫)

千早茜(ちはや・あかね)氏

 北海道出身。立命館大学文学部卒。小学生時代をアフリカのザンビアで過ごす。

 大学在学中に創作を始め、卒業後はさまざまな職業を経験しながら、魚の詩を多く書き、それを小説に起こした『魚神』で2008年に第21回小説すばる新人賞を受賞。翌年には同作で第37回泉鏡花文学賞を受賞する。

 2013年には『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞を受賞し、第150回直木賞の候補にもなる。

 2014年には『男ともだち』で第151回直木賞の候補となり、翌年には同作で第36回吉川英治文学新人賞にもノミネートされた。

 その他の小説に、『森の家』『桜の首飾り』『眠りの庭』などがあり、いずれも高い評価を受けている、いま最も注目される若手作家のひとりである。

あとかた (新潮文庫)

あとかた (新潮文庫)

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で--暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。