イヤァオ! オヤァイ!

さて、世間ではベッキーゲスの極み乙女が不倫していたのなんだのと騒いでいますけど、プロレスファンはこのニュースで持ちきりであります。

インターコンチ王者・中邑が新日プロ退団!WWE入り インターコンチ王者・中邑が新日プロ退団!WWE入り

 新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(35)が1月末をもって同団体を退団することが、6日までに本紙の取材で明らかになった。すでに新日プロ側も了承し、退団後は世界最大のプロレス団体・WWE(米国)に挑戦すると見られる。2002年のデビューから新日プロのトップ戦線を走り続けたプロレス界のカリスマが、新たな挑戦をスタートさせる。


 中邑は4日の東京ドーム大会でAJスタイルズ(37)を退けてV2に成功。試合後「世界。世界ですね。自分のさらなる高みのステージを目指して生きていきたい」と、早くも次なる戦い=海外進出に向けて目を輝かせていた。


☆なかむら・しんすけ=1980年2月24日生まれ。京都府出身。青山学院大学ではレスリング部で活躍。卒業後の2002年に新日本プロレスに入団。同年8月に日本武道館安田忠夫戦でデビューし、大みそかには総合格闘技にも初挑戦。03年12月には史上最年少記録となる23歳9か月でIWGPヘビー級王座を獲得。同王座は3度戴冠した。「キング・オブ・ストロングスタイル」の異名を取り、棚橋弘至とともに新日プロのエースとして活躍。現在はIWGPインターコンチネンタル王座の絶対王者として君臨している。必殺技はボマイェ。188センチ、104キロ。

正直、ここ数年の新日本プロレスは、みごとに業績をV字回復させたのはいいけど、ややマンネリが危惧されるところでありました。いつもいつも中邑真輔棚橋弘至オカダ・カズチカとAJスタイルズでIWGPベルトを持ち回りにしていましたし、G・B・Hに、それから派生したCHAOSに、鈴木軍にバレットクラブにロス・インゴベルナブレス・ディ・ハポン、とヒールユニットが増えすぎて軍団抗争が機能しなくなっていた感もありました。


しかし、昨年から鈴木軍はプロレスリング・ノアに転戦して、全タイトルを制圧するなどノアでも存在感を発揮していますし、真壁刀義本間朋晃のふたりだけになったG・B・Hはバラエティ番組での活躍を経てIWGPタッグ王座を奪取し、名実ともに正規軍に合流。CHAOSの若大将オカダ・カズチカ棚橋弘至との抗争に1.4ドームで完全勝利を納めて絶対エースを宣言。そしてCHAOSのリーダーである中邑真輔が退団、という流れです。バレットクラブからも、AJスタイルズ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズがWWEへ移籍するという「リング・オブザーバー」誌の報道もありましたし、ユニット編制が大きく変わる時期に来たということでしょう。このへんでCHAOSも正規軍に合流し、オカダを中心に棚橋や後藤洋央紀やベテランたちが脇を固め、ヒールユニットはケニー・オメガを中心とする新体制バレットクラブと、ヒール転向でやっと人気が出た内藤哲也のロス・インゴベルナブレスに絞ったほうが、戦いのテーマが見えやすくなるし、いいんじゃないですかね。ただでさえ、ROHとの業務提携でいくつものストーリーラインが並行して進まざるを得ない体制なんだし。



日本からWWEに参戦したレスラーとしては、最近では山本尚史やKENTAなどがいますが、いずれも「ヨシ・タツ」「ヒデオ・イタミ」など別リングネーム・別ギミックでの参戦で、あくまでマイナーリーグからのチャレンジでありました。しかし、今回の中邑真輔は日本最大メジャー団体のエース級選手であり、どういう扱いになるのか気になるところです。動画配信サービス「新日本プロレスワールド」の成功を受けてか、WWEの動画配信サービスも日本向けがスタートされましたし、また、新日本プロレスワールドも英語実況での配信を始めました。この移籍劇が、日米の団体によるシビアな引き抜き合戦なのか、はたまたある程度の演出がほどこされた、協調の産物なのか。そこら辺はファンにはうかがい知ることのできない部分ではありますが、いずれにせよ、中邑真輔にはニューヨークでも存分にタギってもらいたいです。ブロック・レスナーランディ・オートンもワイルド・サモアンjr.も、全員まとめてボマイェでブチのめしてこい! イヤァオ! そして日本では「支店」田口隆祐(オレの母校の隣の中学出身)が存分にギタるから心配はいらない! オヤァイ!