ヒトコトだけ書いておく

集団的自衛権容認については、これでただちに戦争への道が開かれるとは思わないけど、閣議決定により憲法の解釈をいくらでも変えられる、という前例ができたことのほうがはるかに怖い。
(※指摘が多かったので追記。「現政権に」前例ができたのがヤバいってことね)


最も国民の関心が高いであろう9条ですら、公明党にちょっと揺さぶりをかけるだけでいとも簡単に解釈変更できたんだから、25条に規定された「健康で文化的な最低限の生活」だってどこまで切り下げられるかわかったモンじゃないし、14条で禁止されている貴族制度だって、名目を変えればいくらでも復活させることができる。20条で規定された政教分離だって、国家神道は宗教にはあたらないと解釈するかもしれない。21条の、表現の自由なんてお飾りにすらならないかもしれない。


ここで挙げた例は、単なる被害妄想と切って捨てることもできるけど、重要なのは、仮にこれらの解釈が変更されようとしても、われわれ国民には対抗する手段が何ひとつないってことなんである。ここ数日のさまざまな動きと、それに対する反応を見ていると、その思いがさらに強まるのを感じる。