悲惨な戦い

まわし締め直しで取組が2度中断/初場所 - 大相撲ニュース : nikkansports.com まわし締め直しで取組が2度中断/初場所 - 大相撲ニュース : nikkansports.com

 幕内の取組で、まわしを締め直すために2度取組を中断するハプニングがあった。

 西前頭13枚目の時天空(34=時津風)と東前頭10枚目の佐田の富士(29=境川)の一番で、もろ差しを許した佐田の富士のまわしが緩み、行司の木村晃之助(48)が両者を止めて締め直した。しかし、勝負再開直後に再び外れて2度目の中断。佐田の富士のまわしが短いために苦戦し、朝日山審判長が控えにいた嘉風(31=尾車)にも締めるよう促した。

 しかし「自分が進行係ですから」と、土俵に上がった嘉風を制した晃之助の手によって再び締められ、2度目の再開。立ち合いから3分以上、取組時間だけでも1分41秒かかった一番は結局、そのまま時天空が寄り切った。

 敗れた佐田の富士は「いつもと同じ長さ。そんなに短いはずはないんですけど…。両方(下手を)取られていたので緩んだのかなぁ」と首をかしげた。勝った時天空も「(待ったの際)行司さんは『手を離すな』と言っていたけど、離さないと(まわしを)引っ張れなかったよね」と苦笑いだった。

 ただ、その2人をさしおいて一番の“被害者”は嘉風。「審判に、行けと言われて行ったんだけど、土俵に上がったら、行司さんに『いいよ』と言われて…。めっちゃ格好悪かった」と、すごすごと土俵を下りざるを得なかったことに恥ずかしがっていた。

 [2014年1月15日20時22分]

私はかつてあのような 悲惨な光景を見たことがない
それは4時間ほど前(※9時半に記す)の 国技館の話です


かたや巨漢の時天空と かたや地獄の料理人 佐田の富士が
両者見合って待ったなし ガップリ四つに組んだその額からは
玉の様な汗がダラリンコンと流れだして来て
佐田の富士のマワシをしめ出すのだった


このしめったマワシがいずれ あの不幸な事件を巻き起こすとは誰しも
あの 世にも恐ろしい戦いになるとは 誰しも思わなかったのだ


全く引く力とは恐ろしいもので 
引っ張られた結び目は ゆるりとゆるんでしまうのだから
アレヨアレヨと思う間に佐田の富士のマワシは ゆるんだ


さすが行司の木村晃之助 すぐにゆるんだマワシを締めようとしたが
折りも悪くもマワシが短かった為に いくら締めようとしても締まらないのだった


さすが天下の国技館 控えにいた嘉風も締めようとしたが
折りも悪くも晃之助が意地を張った為に 
何もできずに土俵を降りたのだった


私はかつてあのような 悲惨な戦いを見たことがない―――


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