ホラー映画ベストテン・監督賞 - 男の魂に火をつけろ！　～はてブロ地獄変～

では本日は、「ホラー映画ベストテン」監督賞をお届けします。

１位のトビー・フーパーは、『悪魔のいけにえ』が303点と圧倒的支持を集めましたが、『悪魔のいけにえ2』（25点）『悪魔の沼』（13.5点）『スペースバンパイア』（22.5点）などでもコツコツと点を稼いでベストワンに輝きました。

２位は我らがジョージ・A・ロメロ。『ゾンビ』が240点と突出していますが、三部作をなす『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』（40.5点）『死霊のえじき』（27.5点）もランクイン。初期作品『ザ・クレイジーズ』（7点）、スティーヴン・キング脚本のオムニバス『クリープショー』（21点）、三部作後日譚『ランド・オブ・ザ・デッド』（6点）『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』（6点）も挙がりました。

３位はジョン・カーペンター。『遊星からの物体X』に票が集中し（221.5点）、『ハロウィン』は11点、『マウス・オブ・マッドネス』は34点に終わったのがやや意外なところ。

４位は日本代表、黒沢清。『CURE』（96点）と『回路』（77点）で票が割れ、作品ベストテンでは『CURE』で10位に終わりましたが、監督賞では上位です。『叫』（21.5点）、『蛇の道』（18点）『蜘蛛の瞳』（12.5点）なども入っています。

続けて日本人がランクイン。５位はJホラーの旗手、中田秀夫です。こちらも『リング』（125.5点）と『女優霊』（89点）で票が割れました。

６位はイタリアン・ホラーの帝王、ダリオ・アルジェント。『サスペリア』（123.5点）『サスペリア2』（40点）『フェノミナ』（35点）が高得点でした。

７位は巨匠スタンリー・キューブリック。ホラー部門でもやはり強い。純然たるホラーは『シャイニング』（188.5点）ぐらいですが、『フルメタル・ジャケット』（8点）も挙がっています。

８位は鬼才ウィリアム・フリードキンがランクイン。『エクソシスト』（179.5点）と『BUG/バグ』（8点）の２本でここまでポイントを稼ぎました。

いまや巨匠となったサム・ライミは、若き日の『死霊のはらわた』（100点）『死霊のはらわた2』（29点）『キャプテン・スーパーマーケット』（11.5点）の三部作に加え、近作の『スペル』（35点）も人気で、９位ランクインです。

デヴィッド・クローネンバーグは、単体でのベストテン入りこそなかったものの、『ヴィデオドローム』（54.5点）『ザ・フライ』（46.5点）『スキャナーズ』（12点）『デッドゾーン』（10点）『ラビッド』（9.5点）『シーバース』（8.5点）『戦慄の絆』（5.5点）『ザ・ブルード/怒りのメタファー』（2点）と、今回最多となる８本がランクインして、監督賞10位となりました。