スポーツ映画ベストテン・種目賞

では本日は、「スポーツ映画ベストテン」種目賞を発表いたします。

順位 種目 得点
ボクシング 844.5
野球 584
プロレス 480.5
中国拳法 461.5
サッカー 424
アメフト 283.5
モータースポーツ 247.5
ローラーゲーム 160.5
陸上 143.5
10 ラグビー 125.5

今回はとにかくボクシングが強いベストテンでした。『ロッキー』シリーズをはじめとして実に33本がランクインし、いずれも高得点。変わり種では『パルプ・フィクション』までボクシング映画として点数が入りました。ブルース・ウィリスがボクサー役だというだけなんですけどね。

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2位の野球は、ボクシングよりも多い37本がランクイン。『メジャーリーグ』や『がんばれ!ベアーズ』『フィールド・オブ・ドリームス』などの傑作・名作に混じって、イーライ・ロスがバットでナチスの頭をぶん殴るだけの『イングロリアス・バスターズ』まで「野球映画」として点が入りました。


プロレスがスポーツといえるかどうかは議論の余地がありますが、今回のベストテンでは19本がランクインし、3位です。プロレスが主題になっていなくとも、主役がプロレスラーで、劇中で5分以上にわたってプロレスを繰り広げる『ゼイリブ』や、菅原文太がプロモートする興行がちょっぴり出てくるだけの『仁義なき戦い・代理戦争』まで入っています。

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カンフー映画は「スポーツ映画」として扱うかどうか、多くの人が困ったようですが、『少林サッカー』がサッカーとの合わせ技でベストワンになったこともあって、20本、4位にランクイン。ちなみに正統派のカンフー映画では『イップ・マン 葉門』が52点を叩き出しました。

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少林サッカー』を「サッカー映画」に含めたら真面目なサッカーファンに怒られるかもしれませんが、アレのおかげもあってサッカー映画は17本がランクインし、5位。アメリカ映画にサッカーを題材にしたものが少ないことを考えると、健闘した数字といえるでしょう。48.5点を稼いだ『勝利への脱出』も、正統派のサッカー映画とは言いがたいですし。

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6位はアメフト映画。18本がランクインし、名作『ロンゲスト・ヤード』や『ルディ/涙のウイニング・ラン』『ザ・エージェント』など粒ぞろいの作品たちですが、中には、スーパーボウルがテロの標的になる『ブラック・サンデー』や、宇宙兵士たちがアメフトのようなゲームに興じる『スターシップ・トゥルーパーズ』をアメフト映画に入れた方もいます。

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7位は、今回はジャンルを広く取り、F1から公道レース、殺人レースまで含む「モータースポーツ全般」としたため、高得点の作品は少なくとも、23本の作品が挙げられたモータースポーツがランクインしました。ちなみにモータースポーツ部門1位は、殺人レースを描いた『デス・レース2000年』でした。

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8位は、『ローラーガールズ・ダイアリー』1本でローラーゲームがランクイン。

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9位の陸上も、マラソンから短距離走まで幅広くジャンルを設定しましたが、マラソン映画が多く入っています。注目作は、知的障害のためペース配分ができないランナーがフルマラソンに挑む、チョン・ユンチョル監督の『マラソン』ですね。部門1位の26.5点を稼ぎ出しました。

マラソン [DVD]

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10位にはラグビー映画が入りました。『インビクタス/負けざる者たち』が高得点ですが、ジャッキー・チェンの『ドラゴンロード』にも点数が入っています。

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11位から下はこんな感じです。

  • 11位:ダンス(117.5点)
  • 12位:競馬(114.5点)
  • 13位:アイスホッケー(113.5点)
  • 14位:バスケットボール(106点)
  • 15位:ボブスレー(101点)
  • 16位:自転車(100.5点)
  • 17位:空手(99.5点)
  • 18位:フィギュアスケート(99点)
  • 19位:MMA(82点、ただし『ファイト・クラブ』も含む)

  • 20位:バレエ(80点)
  • 21位:柔道、チアリーディング(79.5点)
  • 23位:殺人ゲーム、卓球(76.5点)
  • 25位:テニス(70点)
  • 26位:相撲(64.5点)
  • 27位:サーフィン、シンクロナイズドスイミング(57点)
  • 29位:ゴルフ(55.5点)
  • 30位:異種格闘技(47.5点、ただし『片腕ドラゴン』など)
  • 31位:アームレスリング(39.5点)
  • 32位:フリーダイビング(37.5点)
  • 33位:ジャガー(『サルート・オブ・ザ・ジャガー』内に出てきた競技)、ボート競技(36.5点)

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  • 47位:ビリヤード(17.5点)
  • 48位:水泳(17点)
  • 49位:キャッチボール(15点)
  • 50位:剣道、馬上槍(14.5点)


以上です。種目「殺人ゲーム」には『バトルランナー』『アポカリプト』などがランクインしています。

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これらは、当初は種目「マラソン」で投票されたのですが、あまりに競技の趣旨が異なるため、新たなカテゴリ「殺人ゲーム」を創設させていただきました。


というわけで、きょうは森田芳光上田馬之助が亡くなりましたが、追悼エントリを立てることもせず、まだこのネタを続ける予定です。

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