筋肉と炎とハゲの祭典『エクスペンダブルズ』

『エクスペンダブルズ』観てきたッス。


http://www.expendables.jp/main.html


アクションシーンの編集がちょっとガチャガチャしているのを除けば、これぞ男の理想を具現化したといっていい映画でした。


スタローン率いる命知らずの武闘派集団が、悪いヤツらをやっつけて美女を救い出す。要約すればこれだけのお話ですが、ありったけの火薬と筋肉、人体破裂や切株描写、そしてハゲによって実にこってりした味付けになっております。


この映画、敵も味方も実にハゲが多い。

味方

依頼者


こんなにハゲだらけの映画も珍しいですよね。そこがまたおっさんの美学をかもし出していて、ことさらに味わい深い。


髪のある人に目を向けても、オールドタイマーなアクションスターが満載で、画面に隙がありません。シュワルツェネッガーの特別出演シーンなんかはギャグとして最高の味でしたし、ドルフ・ラングレンミッキー・ロークは話題になるものの、メディアではほとんど無視されているゲイリー・ダニエルズも、なかなかいい役どころでした。

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ロッキーvsストーンコールドランディ・クートゥアーvsストーンコールド異種格闘技戦も素晴らしかったですが、ケンシロウvs黄飛鴻という超異次元対決も、もうちょっと注目されてもいいんじゃないかと思います。


格闘家では、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとホジェリオの兄弟も出ているはずなのですが、どこに出ているのかわかりませんでした。ミノタウロ…


贅沢をいえば、この映画、吹き替えで観たかったですね。もちろん、

で。あと、スタローンとドルフ・ラングレンが共演するのであれば、どうせだったらカール・ウェザース(アポロ)にも出てほしかったですね。

もちろん、吹き替えは内海賢二でお願いします。


そんなことばっかり言いたくなるほど、ボンクラだけに向けて作られたようなジャンク映画でした。ハゲばっかり出したせいでしょうか、今日は仙台市郊外のシネコンで観たのですが、三百人は入るいちばん大きいスクリーンに、客はオレ一人でした。大丈夫なのかなぁ……