脱獄のチャンスは一度
ことし3月に菅家利和さんの無罪が確定した、足利事件について、フリーアナウンサーの原元美紀という人が、twitterで衝撃的な情報をつぶやいています。
原元美紀 @haramotomiki 氏が語る「足利事件の真犯人」 - Togetter
要約すると、
- 日本テレビの清水記者の取材により、真犯人とおぼしき人物はすでに特定され、警察にも通報してある
- その人物の最近の写真も入手している。幼女を膝に載せてキスしている写真である
- しかし検察は動かない。
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この記事では、菅谷さん有罪判決の決定的証拠となったDNA鑑定について、当時の鑑定方法の精度が低かったのみならず、そもそも当時の鑑定そのものが誤りだったと指摘しています。検察が動かないのは、その指摘を受け入れると、同じ方式で鑑定された他の裁判まで再審請求される恐れがあるからではないか、というから実にスリリングな記事でした。
で、清水記者がどうやって「真犯人」を突き止めたかというと、「目撃者からの取材」だそうです。
…大丈夫なのソレ? 目撃証言ってそんなにアテにしていいの? まぁ記事で触れていない証拠も掴んでいるのかもしれませんが、「真犯人」と断定するのは危険だと思うなぁ。
清水記者のプロファイリングによれば、犯人は
ということですが、これだけで個人を特定できるとは思えませんしね。
んで清水記者は、目撃証言から
現場から消えた男の風貌は、細身で漫画の「ルパン三世」にそっくりだった――。
と書き、記事中でこの「真犯人」のことをずっと「ルパン」と呼称しています。
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この”ルパン”こそが、私が追い続ける足利事件の”真犯人”であり、実は、捜査当局もこの男の存在を把握している。だが、この男は今も罪に問われることなく、のうのうと暮らし続けているのだ……。
一方で、私はこれまでルパンのことを安易に報道することを避けてきた。逃亡や証拠隠滅をされたくないからだ。そこでルパンが誰なのか、その情報を二年以上も前から複数のルートを経て当局に提供してきた。すでに霞ヶ関界隈でもかなりの数の関係者に届いている。つまり、「ルパンの氏名」と「半袖シャツ」という物証の両方は当局にある。
どうです、この「ルパン」を追う男の執念。思わず、納谷悟朗の声で脳内アフレコしてしまったじゃないですか。でも、幼女殺害犯のことを「ルパン」とこんなに連呼していると、そのうちトムス・エンタテインメントから抗議が来るかもしれませんね。
記事中で銭形警部清水記者は、当局が腰を上げないことをこう非難しています。
だが、当局は全く動かない。そして、ルパンは今も安穏と北関東でパチンコを打っている。時効を盾にした、まるで共犯関係のような不正義がいつまで放置されるのか。
そんで、犯人が打ってる台が「ルパン一族の秘宝」だったりしたらオチとしては最高なんですけどねぇ。
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