映画ゼロ年代ベストテン・監督賞

では本日は、映画ゼロ年代ベストテンの監督賞を発表いたします。

順位 監督名 得点
クリント・イーストウッド 211.5
クエンティン・タランティーノ 191
クリストファー・ノーラン 167.5
ポン・ジュノ 157
ピーター・ジャクソン 118.5
原恵一 92.5
園子温 92
細田守 89.5
ポール・トーマス・アンダーソン 87.5
10 中島哲也 86


このような結果です。


クリント・イーストウッドは『グラン・トリノ』がベストテン2位の得点を稼ぎ、他にも『ミリオンダラー・ベイビー』や『ブラッド・ワーク』などがランクインしています。

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2位のタランティーノですが、実は『グラインドハウス』USヴァージョンへの得票をどう扱うか、ちょっと迷いました。けっきょく今回は、USヴァージョンの得点(34.5点)をタランティーノロバート・ロドリゲスの両方につけることにしたのですが、これは半分ずつにするべきだったかもしれません。まぁどちらでも、順位自体は変わりませんので。


3位のクリストファー・ノーランは『ダークナイト』一本でほとんどの得点を稼ぎ出しましたが、出世作メメント』や、リメイク版『インソムニア』にもいくらか入りました。

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4位は韓国代表ポン・ジュノ。ベストテン3位の『グエムル』のみならず、映画秘宝ゼロ年代ベストテン1位『殺人の追憶』や、今年のベストワン候補『母なる証明』も高得点です。

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5位のピーター・ジャクソンは『ロード・オブ・ザ・リング』の『旅の仲間』と『王の帰還』で高得点です。『ロード・オブ・ザ・リング』とだけ書いてあった場合は第一作『旅の仲間』への得点となるルールにより、『二つの塔』はワリを喰うことになりました。あと『キング・コング』はもっと上にくるかと思ってたんですが、10点にとどまったのが意外なところです。


6位は『クレヨンしんちゃん』でオトナの涙を絞った原恵一。『戦国大合戦』も高評価です。


7位は園子温。『愛のむきだし』と『紀子の食卓』の二本のみで高得点を稼いでいます。『自殺サークル』が入らなかったのが意外といえば意外ですね。

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8位の細田守は『時をかける少女』『ぼくらのウォーゲーム!』『サマーウォーズ』の三本がランクインしました。

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9位は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン。ちなみに、よく間違えられるポール・W・S・アンダーソン(『エイリアンvsプレデター』の、いわゆる「ダメな方のポール・アンダーソン」)は4点です。

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10位の中島哲也は『下妻物語』が圧倒的ですが、悪ノリ演出がカッ飛んでいた『嫌われ松子の一生』にも票が入っています。

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11位以下はこうなりました。


以上です。


グラインドハウス』や『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』など、共同監督作品の得票をどう扱うか困りましたが、いちおうこのランキングになりました。


というわけで、もう少しこのネタで引っ張りますので、なにかリクエストがありましたらどうぞ。