いつかX橋で
昨日の話ですが、仙台文学館で「小説家・ライター講座」を受けてまいりました。
今月の講師は、熊谷達也先生です。
- 作者: 熊谷達也
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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「森鴎外の『阿部一族』」とか「夏目漱石の『こころ』」とか「井上靖の『天平の甍』」といった重厚な文学作品を挙げる人が多かったのですが、ぼくだけ「江戸川乱歩の『陰獣』です」などと答え、偏差値の低さを露呈してしまいました。
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熊谷先生の場合は、「リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』です」とのことでした。
- 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二
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でも、このように明かしてしまうのは作家としての底を見せるようなもので、質問されるのは極めて困る、ともおっしゃってたんですけどね。
ぼくの場合、小説でなくブログを書く上で最も影響を受けた本はというと、澁澤龍彦の一連のエッセイ、とくに『思考の紋章学』ですね。
- 作者: 澁澤龍彦
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 文庫
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あちらはジル・ド・レイやらパラケルスス、こちらは『仁義なき戦い』やら『撲殺天使ドクロちゃん』という、持ちネタの次元が違いすぎて誰もわかんないと思いますけどね。