戦争映画ベストテン:結果発表

10月31日から12月10日まで募集した「戦争映画ベストテン」には、多数のご投票をいただき、ありがとうございました。


総勢102名のみなさまから、322本に及ぶ映画がリストアップされました。
今回も、破壊屋さん(http://hakaiya.hateblo.jp/)の多大なヘルプをいただき、集計作業は迅速に進みました。というより、ほとんど破壊屋さんにやってもらったというのが現実であります。いつも何から何まで世話になりまして、まことに恐縮です。近いうちに、ぼく手作りのタルトタタンでもごちそういたします。



さて、それでは気前よく1位からドーンと発表しますよ!

1位:この世界の片隅に 255.0点 得票数33

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

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3位:プライベート・ライアン 207.0点 得票数31

プライベート・ライアン [Blu-ray]

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7位:ブラックホーク・ダウン 123.0点 得票数21

ブラックホーク・ダウン [Blu-ray]

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8位:炎628 121.5点 得票数16

炎628 Blu-ray

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10位:日本のいちばん長い日(1967) 97.5点 得票数17


なんと! 公開からわずか1ヶ月の『この世界の片隅に』がぶっちぎりの1位となりました。今回の台風の目になるだろう、とは思っていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。談論風発のすずさん旋風、その威力を改めて痛感いたしました。
ベストテンでは『炎628』も、ここ数年で日本での認知度が急上昇し、制作から30年を経て高い評価を獲得した作品です。良質な作品を埋もれさせてはいけない、という思想は、現代における戦争映画というジャンルそのものの精神とも合致すると思います。


11位から下は、こうなりました。


全体的に、反戦をテーマとする映画が多くなりました。「反戦映画は教条的でつまらない」という人もいますが、戦争反対というのはけっして偏った思想ではなく、人類普遍のテーマといえるでしょう。最近はそうは考えない人も増えたようですけどね。



というわけで、明日は恒例の「監督賞」を発表いたします。しばらくこのテーマでお付き合いください。