誕生! ゴマシオ2世!

うちのブログやツイッターでよく使う、この画像。

これは、スポーツ新聞出身でプロレス団体の幹部もつとめた、永島勝司という人物がモデルになっています。

プロレス 下流地帯 (別冊宝島 1599 ノンフィクション)

プロレス 下流地帯 (別冊宝島 1599 ノンフィクション)

2002年、武藤敬司全日本プロレスに引き抜かれた責任を取る形で、永島と長州力新日本プロレスを退社します。
長州と永島は、タニマチから出資された潤沢な資金をもとに新団体「WJプロレス」を旗揚げ。しかし、長州の古いプロレス観やスタッフのずさんな仕事ぶりのため、観客動員は伸び悩み、数々のトラブルの果てに多額の負債を抱えて倒産しました。その顛末は、永島の著書『地獄のアングル』、および同書を原作とした原田久仁信の劇画『地獄のど真ん中』にまとめられ、永島の名言「カテエ」(実際にはこんなこと言ってないんだけど)もあって、タチの悪いプヲタからはズンドコ物件の代表として愛好されています。


永田裕志命名した「ゴマシオ」の愛称で知られる永島は、原田久仁信の劇画では定番キャラクターとなり、別冊宝島のプロレスムックでは何度も登場しました。
とくに定番のネタは「監禁」です。

プロレス 暗夜行路 (別冊宝島1648 ノンフィクション) (別冊宝島 1648 ノンフィクション)

プロレス 暗夜行路 (別冊宝島1648 ノンフィクション) (別冊宝島 1648 ノンフィクション)

WJ時代には、後楽園ホールで興行を打ったものの会場使用料が払えず、事務所に監禁されたという永島。これはWJズンドコ伝説の白眉ですが、1995年の新日本プロレス北朝鮮興行でも、取材陣が北朝鮮の体制を批判したとして、空港で足止めを食い、謝罪を求めて監禁されるという事態になっています。


こういう深刻な話を「ネタ」としてとらえる、そういう傾向がタチの悪いプヲタにはあるのだ、ということを踏まえて今日の話題に入ります。


北朝鮮旅行中の2ちゃん元管理人「ひろゆき」氏帰国拒否される|面白ニュース 秒刊SUNDAY 北朝鮮旅行中の2ちゃん元管理人「ひろゆき」氏帰国拒否される|面白ニュース 秒刊SUNDAY
8月30日と31日、アントニオ猪木平壌で19年ぶりのプロレス興行を開催し、これをニコニコ動画でリポートするため、2ちゃんねる元管理人の西村博之北朝鮮に渡っていたのですが、帰国するときに日本の入管で足止めを食い、しばらく入国できなかったとのこと。


こ、これはまさしくゴマシオの再来だぜ!


西村はツイッターで、こんな感じの軽快なつぶやきをしています。

でもここはやっぱり、「カ……カテエ……まるで溶岩石のように凝り固まった入管のアタマ!」と言ってほしいところですね。ゴマシオの後継者はタラコだった、というまさかの展開! 賠償金を払わないあたりの目ン玉飛び出る金銭感覚もまさに適任!
踏み倒しの手口 (DATAHOUSE BOOK)

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